最近の原発再稼動を巡る動きを見ていると・・・
1)海外の報道機関が汚染水問題をクローズアップ
2)呼応する様に日本の報道機関が追随
どうも、今回の汚染水問題の出所は日本国内というよりも海外の様な印象を受けます。
表面的には、世界に繋がる海洋に汚染水を垂れ流す事による汚染の拡大を危惧していますが、その結果として、日本の原発の再稼動はどんどん難しくなって行きます。
3)一方で、経済界や官僚、自民党政府は原発を再稼動して貿易赤字を軽減したい。
こういう図式を描いてみます。
A) 原発を止めたいのはシェールガスの輸出で儲けたいアメリカ。
B) 原発を再稼動したいのは、日本国内の経団連を筆頭とする勢力。
小沢問題などを鋭く追及した「みのもんた」氏はAのグループの広告塔。そう考えると、国家が彼を排除しようとした理由も何となく理解出来ます。ただ、安倍総理は何ら預かり知らない事でしょう。
一方でAグループは、ここに来て管元総理を担ぎ出してきました。
http://www.47news.jp/47topics/e/226717.php
< 共同通信から引用 >
水素爆発が相次ぎ福島第1原発事故が危機的状況に陥っていた昨年3月15日未明、菅直人首相(当時)が東京電力本店に乗り込んだ際の「60(歳)になる幹部連中は現地に行って死んだっていいんだ。俺も行く」などとの発言を、東電が詳細に記録していたことが15日、分かった。
菅氏の東電訪問は政府の事故調査・検証委員会の中間報告などでも触れられているが、記録からは、東電が第1原発から全面撤退すると考えた菅氏が、かなり強い口調でできる限りの取り組みと覚悟を迫っていたことがうかがえる。
記録によると、本店2階の緊急時対策本部に入った首相は、政府・東電の事故対策統合本部の設置を宣言。「このままでは日本国滅亡だ」「プラントを放棄した際は、原子炉や使用済み燃料が崩壊して放射能を発する物質が飛び散る。チェルノブイリの2倍3倍にもなり、どういうことになるのか皆さんもよく知っているはず」と強い危機感を示した。
さらに「撤退したら東電は百パーセントつぶれる。逃げてみたって逃げ切れないぞ」と迫った。
東電の事故対応について「目の前のことだけでなく、その先を見据えて当面の手を打て」「無駄になってもいい。金がいくらかかってもいい。必要なら自衛隊でも警察でも動かす」と、改善を求めた。
15日未明の段階では、2号機も水素爆発の恐れがあった。状況説明に対し、菅氏が「何気圧と聞いたって分からないじゃないか」といら立つ場面もあった。
菅氏は対策本部に大勢の東電社員がいるのを見て「大事なことは5、6人で決めるものだ。ふざけてるんじゃない。小部屋を用意しろ」と指示、勝俣恒久(かつまた・つねひさ)会長ら東電トップと対応を協議した。
菅氏が撤退を踏みとどまるよう求めた発言と、対策統合本部の設置について、福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)は「(危機対応として)一定の効果があった」と評価している。
今月14日の国会の事故調査委員会では、菅氏の東電訪問時の映像(音声なし)が残っていることが明らかになった。
▽菅氏の主な発言
東京電力が記録していた昨年3月15日未明の菅直人首相(当時)の主な発言は以下の通り。
・被害が甚大だ。このままでは日本国滅亡だ
・撤退などあり得ない。命懸けでやれ
・情報が遅い、不正確、誤っている
・撤退したら東電は百パーセントつぶれる。逃げてみたって逃げ切れないぞ
・60になる幹部連中は現地に行って死んだっていいんだ。俺も行く
・社長、会長も覚悟を決めてやれ
・なんでこんなに大勢いるんだ。大事なことは5、6人で決めるものだ。ふざけてるんじゃない
・原子炉のことを本当に分かっているのは誰だ。何でこんなことになるんだ。本当に分かっているのか
(共同通信)
<引用終わり>
この件に関しては、等ブログでは、「不当に非難される管元首相」を擁護してきました。
http://green.ap.teacup.com/pekepon/387.html
吉田所長を始めとする現場の東電マンが福島第一を撤退するとは到底考えられませんが、東電本店は、現場を政府に委ねて撤退したい意向をほのめかせたのかも知れません。
それが、音声の無い映像の理由かと。
その後、管元首相は浜岡の停止を決め(法的根拠は無い)、現在の原発停止の原因を作ります。こう考えると、菅氏はAグループに有利に働いたとも思えます。当時の菅氏は、小沢氏を排除するなど、明らかに米国のジャパンハンドラー達の指示で行動していたと思えます。
一方、菅氏を執拗に総理の座から引きずり下ろしたのは、原発村や経団連だったのかも知れません。ある事、無い事を色々リークして、菅氏の人間性を攻撃しました。
まあ、真相は闇の中ですが、シェールガス輸出の為に原発を止めたいジャパンハンドラーズ達(A)と、原発を再稼動したい官僚や経団連(B)の戦いのトバッチリを、みのもんた氏は被ってしまったのかも知れません。
真相は知る由もありませんが、私の脳内妄想回路が導き出した「妄想」です。