仕事用のコンデジが夏に雨に濡れてから調子が悪いので、思い切って買い替えました。最近のコンデジは色々種類が多いのですが、OM-Dと操作性が似ている方が使い易いので、OLYMPUAのXZ-10にしました。
小型の高性能コンデジは、CANONのS-120など実力機揃いなのですが、XZ-10の魅力は望遠側のF値が2.8と明るい点。CCDが小型なので、ボケは期待できませんが、室内で多少暗くても望遠側が使えるのは嬉しい。通常はフラッシュを使わないと被写体ブレしてしまうシーンでも、ノンフラッシュ撮影が出来そうです。
新宿で購入したので、試し撮りをしに新宿御苑に行って来ました。目的は
「プチ聖地巡礼・言の葉の庭」編。
そう、主人公の少年とユキノ先生が出会った東屋を探しに行ってみます。
平日の午後ですが、菊の花が展示されているので人出は結構ありました。
長居は出来ないので、新宿門から千駄ヶ谷門に抜けるのに200円払う感じです。
菊の花が、園内の所々に展示されています。ちょっと望遠側のボケ味を確認してみます。コンデジにしてはそこそこボケるのではないでしょうか。
逆光でフレアーとゴーストをチェックしてみます。許容範囲ではないでしょうか。影もそこそこに締まっています。
これが目的の東屋。ちょっと分かり難い所にありますが、旧御涼亭の近くにあります。ユキノ先生は居るハズも無く、オヤジがスマホをいじっていました。・・・ずっと。
こんな景色を二人は眺めていたのでしょうか?雨で無いのが残念です。ノーマルのカラーバランスはちょっと地味なので、ビビットで撮ってみました。
これが旧御涼亭。皇太子(後の昭和天皇)御成婚記念として台湾在住邦人の有志から贈られたものだそうです。
窓枠も中国建築の意匠です。
今回一番楽しみにしていたのが「組み写真(Photo Story)」をその場で作る機能。
上の写真は3枚の写真をそれぞれ撮って組み合わせています。これは黒枠ですが、白枠なども選べます。
これは横二枚の組み合わせ。ズームイン・アウトと呼称されていあす。
これはファンフレーム。これも楽しい。
オリンパスのカメラは早い時期からアートフィルターを搭載して、フィルムカメラには出来ない、デジカメならではの楽しさを提唱していましたが、この「組み写真機能(Photo Story)」は本当に楽しい。
確かに素材を撮った後、家で画像ソフトで編集できるのですが、やはり、現場で撮りながら編集した方が、最適な素材が選べます。まさに、女子カメラにはうってつけの機能。
又も逆光にチャレンジ。
男子中学生が和んでいました。修学旅行でしょうか・・・。カラーバランスがビビットだと結構コッテリした色ノリですが、ブログの写真にはこの位が適当かも。
映画の中で何度か出て来る坂道。千駄ヶ谷の駅へと続きます。
広角側で歪曲をチェック。
35mm換算で26mmスタートと、広角側が控えめなので、樽型収差はほとんど目立ちません。最近は電子的に収差補正するので、レンズの性能とも言い切れませんが・・。
このカメラ、小さいのだけれどジーンのポケットに入れるには、少し厚みが大きすぎます。それとグリップ感があまり良く無くて、滑って落としそう。
そこで、シリコンラバーのカバーを装着してみましたが、背面のダイヤルが回し難くなります。娘が修学旅行に持っていく事を考えると、ストラップ付のケースは必須だと判断しました。
私が仕事で使う時も、両手が塞がっている時は、ストラップ付は便利。
シリコンカバーは自転車で出かける時に装着する事にします。
以上、説明書も読まずに使える、OM-Dに操作が似ているから。
レンズの付け根の操作リングに絞り操作を割り当てて、絞り優先オートにすると、往年のカメラを操作している感じで、とてもしっくりします。
「露出補正ありき」というオリンパスのポリシーもしっかり継承されていて、私としては大満足なカメラでした。究極の「お散歩カメラ」です。
なんだかOM-Dの出番が減りそう。