■ 箱根の悔しさをバネに!! ■
本年の「人力初詣」の「箱根駅伝から逃げる」は残念ながら未達に終わりました。
箱根の大平台のヘアピンまでしか行けなかったので、箱根神社にお参りは出来ませんでした。
そこで、怠け切った体を鍛え直す為に、1月4日に再度「人力初詣」を敢行する事に。
今回は自転車だと「罰ゲーム」にならないので、ランニングで行く事にします。
この企画の初心に戻って、「津田沼→成田山 50Km ランニング初詣」で自分を鍛え直します。
■ 実は足の指を骨折しているんですよね・・・ ■
実は昨年9月に左足の薬指の先端を骨折しました。
キャンプ用の折り畳み椅子が落ちてきて、直撃したのです。
末端骨骨折は放っておけば2~3か月で直ってしまいます。
ですから、特に何もせずに、放置プレーしていましたが、ジョギングをするとさすがに痛い。20Kmを越える距離を走ると、ジンジンと疼痛がします。
そんなこんなで、最近は自転車ばかりでジャギングをサボりがち。
12月の初旬に30Km走ったのが最長距離です。
そんな状態なので、成田までの50Km弱という距離は不安が一杯。
そこで、今年はスピードを抑えて「完走」だけを目標に走ります。目安は心拍160/分以下。これならLSDトレーニングも同時に出来ます。
■ 佐倉の「ふるさと広場」までは順調 ■
自宅のある浦安から成田山までだと60Kmを越えてしまいます。これはさすがにキツイので、従来通り津田沼を起点とします。電車で津田沼駅まで行って、そこからスタートです。
印旛沼のほとりに突然風車が現れる名物スポットの佐倉の「ふるさと広場」までは32Km。ここまでは順調。ただ、1月2日の箱根の疲れがまだ残っているのか、心拍がすぐに上がってしまうので、スピードには乗れません。
春には満開のチューリップが咲き乱れるチューリップ畑もこの通り、未だ芽も出ていません。
今年の正月は暖かです。印旛沼の湖面を渡る風も身を切る様な冷たさはありません。
野鳥達がノンビリと湖面を漂っています。
オオバン、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ダイサギが目立ったでしょうか。
カモ類が比較的少ない様な気がします。
■ フルマラソンの距離を「サブ4」達成? ■
心拍156/分をキープして、だいたい1Kmを5分40秒ベース。
京成酒々井駅の手前で丁度42.195Km。フルマラソンの距離を達成します。
ウワー、ぎりぎりサブ4達成です。
なーんてね、途中で信号停止もありますし、「ふるさと広場」でカップラーメンを食べたりしていましたから、本当のサブ4ではありませんが・・・。
ここまで足が痙攣する事も無く、大した疲労感も無くノンビリ走って来ましたが、脚の付け根の外側がだんだんと痛くなって来ました。箱根の自転車のダメージが残っている感じ。
酒々井から宗吾霊堂には上り坂を登らなければなりません。斜度は大した事はありませんが、歩道な無いので車がすぐ脇を通り抜けて行くのでヒヤヒヤします。この坂をグダグダ登ってしばらく行くと、ようやく成田市内に入ります。
その先をすこし行くと宗吾霊堂に到着します。宗吾霊堂は江戸時代に高い年貢に苦しんだ農民の為に、徳川幕府に直談判して家族一同死罪にされた庄屋の佐倉惣五郎を祀るお寺です。「義民」として慕われ、現在でも周辺の信仰は篤く、初詣も賑わいます。さすがに1月4日の夕方なので境内は閑散としています。ここは寄らずに一路成田山を目指します。
■ 最後の5Kmはスパート ■
宗吾霊堂から公津の杜までは下りです。快調に飛ばして、公津の杜駅前通りまでの登りも一気に登ります。ここまで来れば成田は後一駅。
1キロ4分50秒のペースでラストスパートです!!
日没直前に成田駅に到着。本日のランニングは終了です。
距離 48.7Km。 走行時間は4時間36分でした。
良く頑張った、48歳の俺・・・。
■ 薄暮の成田山の参道は、ちょっと雰囲気がありました ■
1月4日とは言え、成田山はそれなりの人出。しかし夕方なので帰路の人がほとんどです。
参道は薄暮で、店々から漏れる明かりが、良い雰囲気を醸し出しています。
ウナギ屋さんは、この時間でも賑わっています。
こちらは木造4階建ての大野屋さん。
江戸時代は旅館でしたが、現在はウナギ屋さんです。
川魚の佃煮は成田の名物です。
■ 成田山の本堂にお参りするのは10年振り ■
元旦は大勢の人が参道まで列を成す成田山新勝寺ですが、4日の5時過ぎともなると参拝客はそれ程多くありません。正面から並ばずに境内に入る事が出来ます。
山門をくぐって、本堂前までスンナリと進みます。
そういえば、本堂にお参りするのは10年振り位です。いつもは混雑している元旦の昼間に来るので、裏の駐車場から入って、本堂の列には加わりません。この時間は意外と穴場かも。護摩の炎と読経の声が、幽玄な雰囲気を醸し出しています。
■ やっぱりウナギを食べなくては ■
近江屋さんが空いていたので(いつもは長蛇の列)、すんなり席に付けました。
当然注文は、熱燗とうな重。
実はウナギはあまり好きでは無いのですが、初詣の成田山では必ず食べる事にしています。一種のゲン担ぎです。今年もこれでどうにか乗り切れそうです。
帰りは電車であっという間に津田沼に。
■ 「RUN行(ランコウ)」という言葉を流行らせたい ■
本日は人力初詣「ランニングで成田山編」をお送りしました。
ところで、人間生まれたからには何か一つでも後世に語り継がれる言葉を残したい。
「朕は国家なり」とか「吾輩の辞書には不可能という文字は無い」なんて大それたものでは無く、ささやかでも良いから、後世の人の口に上る言葉を残したい。
そこで私はこんな言葉を提案したい!!
「RUN行」
自転車で、電車を使って移動する事を「輪行(リンコウ)」と呼びます。
ならば、電車で移動するランニングは「RUN行(ランコウ)」と呼ぶことは出来ないだろうか。
「お正月、成田山までRUN行しちゃった」
「・・・・エエエーー、ランコウ!?」
ダメだ、アンジャッシュのコントが頭に浮かんでしまった。
「RUN行」はきっと流行らないな・・・。