■ 久しぶりにラレー君と遠出 ■
新年の「箱根駅伝から逃げる」イベントを完走出来なかった反省で、今年は「走れる男」になろうと心に誓いました。その為には、毎週自転車で遠出を自分に課す事に。
三連休の初日の土曜日は仕事で夜11:30に帰宅。それから、成人式でアパートから帰宅する予定の息子を待って1:30まで起きていましたが、息子は帰らず・・・。
朝、6時に息子の玄関を開ける音で起床。何と、我が息子は、高校時代のバスケ部の仲間と、お台場に出来た「スポッッチャ」というスポーツレクリエーション施設で「オール」だそです。バスケにバレーボール、卓球と徹夜でスポーツ。体中が筋肉痛だと這う様に布団へ。
眠たい息子を強引に引き止めて、『ゼーガペイン』の話や、今期アニメの情報交換など、父子の対話をひとしきりした後に、私は自転車で出かける準備をします。今日は箱根にリベンジしようかと思いましたが、既に7時を回ています。
そこで、本日は房総方面に決定します。
だけど、いつもの自転車では鍛錬になりません。ここは精神から鍛え直す為に、クロモリ・フルリジットのマウンテンバイクのラレー君での出動です。目指すはダートが楽しめる清澄林道。
このラレー君、以前ヤフオクで街乗り用のクラシカル・マウンテンバイクを探して落札したもの。大口径のクロモリチューブを使用したフレームは一見アルミバイクの様な見かけです。M80というモデルですが、イギリスのRALEIGHのアメリカ製造というちょっと変わったバイクです。本来ならフロントはサスペンションフォークが付いているはずですが、前のオーナーはリジットのクロモリフォークを付けて、ドロップハンドル仕様にしています。これが街乗りでは非常に便利で、歩道の段差もものともしませんし、前傾姿勢が取り易いのでスピードも出ます。フロントもシングルなので、見た目もシンプル。街乗りでフロント3枚は無意味ですから。紫と黄緑の配色は、エヴァみたいで密かに気に入っています。
■ 養老渓谷までは時々コバンザメ? ■
いつものコースで養老渓谷まではブッ飛ばします・・・・。
・・・って、マウンテンバイクのブロックタイヤは重い・・・。路面抵抗も大きい・・。
ブウウウウーンって唸りを上げて走る割には30km/hがMAX。
ところが、幕張でロードに抜かれたのをこれ幸いと、勝手にお尻に付かせてもらいます。先日の箱根でコバンザメ走法の味を占めてしまったので、ついつい・・・。これって着かれた人は嫌でしょうね・・・。後ろから、ブウウウンって音がするのですから・・・。
花見川大橋でロードの方は花見川方面に左折してしまったので、楽ちん走法はここまで。
ここからは体も温まって来たので飛ばします。
国道に出たら車の流れでそこそこのスピードが出ます。気づけば後ろにロード乗りの方が。これは先行してもらって楽出来ると、一瞬悪魔が頭の中で囁きますが、それではトレーニングになりません。
ここは慣れないながらも、「曳いて」みようと思い、時速35Km/hで飛ばします。進路変更や減速はきちんと手で合図。オ、なんかイッパシの自転車乗りみたいだ!!
浜野の陸橋を越えて、先行する自転車乗りに信号で追いつきます。「オオオ!!トレイン連結!!」なんて一人心の中で盛り上がっていたら、何と先行のお二人は直ぐに左折。
しばらく一生懸命前を曳いていて、ふと振り返ると・・・・誰も居ない・・・・・。
虚しい・・・・手で合図って、誰も居なかったよ・・・。
それにも懲りずに、大多喜街道で抜いていったロードに付いてしばらくは楽をしますが、彼らは途中で休憩に入ってしまいました。まあ、上総牛久からのアップダウンでマウンテンバイクはロードに敵いませんから、ここからは一人旅。
フロントシングルなので、上り坂は基本「立と漕ぎ」。
おおー、今日は結構登れています。
そんなこんなで房総の基点、養老渓谷に到着。
平均時速はメーター読みで24.4Km。ここまで浦安から70Km。
まあ、今日の所は許してやろう。マウンテンバイクだし・・・。
養老渓谷駅ではトレイルをマウンテンバイクで走って来た一団が出発する所。
女性の方が男性より元気でした・・・。
その後、浜野で別れたロード乗りと少しお話させて頂きました。
レモン乗りだったので、思わず。
足立から養老渓谷までの往復160Kmコースだとか。
皆さん、寒いのに元気一杯です!!
■ 清澄林道へGO!! ■
養老渓谷までは前菜。
本日のメインディッシュはオフロードの清澄林道を麻綿原から清澄山まで走る事。
ここからは、登り基調のコースですが、本日は快調。
会所から麻綿原までの登りも足つきする事無く登り切りました。
良く頑張った。オレ。
内浦県民の森方面に少し下ると清澄林道の入り口です。
バリケードがありますが、自転車は辛うじて通れます。
木漏れ日を浴びながら走るダートコースは最高。
少し登りなので、トルクを掛けると後輪がズルズルと滑って楽しい!!
やっぱ、ブロックタイヤは白黒写真が似合いますね。
途中、一瞬開けた視界から、山並みの向こうに太平洋が見えます。
ダートコースは3Kmか4Kmぐらいでしょうか。
やや登りながらトラバースする感じのコースなので、脚が付かれていても楽しめるのが良い所。適当な下りもあって、ちょっとスリルも味わえます。
■ 清澄山に初詣 ■
林道の終点は清澄寺の上なので、道なりに走ると清澄寺の山門前に出て来ます。素通りするとバチが当たりそうなので、お参りして行きます。正月の名残が残っていますが、参拝客はまばらです。人気の無い本堂に、若い僧侶の読経の声が響きます。
寒いので、汗が冷える前に海までの下り坂を一気に下ります。
■ 新春の海 ■
新春の房総の海は丁度満潮。
カモメが岩場でノンビリ日向ぼっこです。
ここからは鴨川まで一走り。
海岸で潮風に曝されるクロモリ自転車・・・。
■ お土産は新鮮な魚 ■
街中で魚屋を発見。
無造作に魚が氷水に放り込んでありますが、
ブリもサバも立派なものです。
小ぶりですが、ヤガラなんて魚が「地魚」らしくて面白い。
しばらくすると、若いお兄ちゃんが店に出て来ました。
コチの良い型が入っていたので、これに決めます。
浦安市場の相場から「1500円くらい?」って聞いたら、「その位です」との答え。
「キンメもスルメイカも入っていますよ。」と言いますがどこにもありません。
お兄さんが空の箱をどけた下から出て来たのは・・・・
スルメイカがドーーーーン。
キンメーがドーーーーン。
息子の成人式祝いに、キンメの大きいのを買う事にします。
2000円位でしょうか?
鱗を内臓を抜いてもらう間に雑談。
浦安まで電車で帰ると言ったら、ペットボトルを氷らせたものを入れてくれました。
魚も一匹ずつ新聞紙で包み、さらに手提げビニールの内側にも新聞紙を敷いて断熱材代わりに。なんと細やかな心遣いでしょう。お兄さん、グッ・ジョブです。
お会計をすると、何と¥2、800円。
お兄さん、グッ・ジョブです。
「また来ます!!」と伝えて安房鴨川駅に向かいます。
お兄さん、結構イケメンでした。
もし、鴨川に行かれる女性がいらした是非、お店を覗いてみて下さい。
鴨川駅近くの「庄司鮮魚店」です。ヨロシク。
■ コチの旬は夏だけど・・・ ■
さて、持ち帰った魚は直ぐに料理。
キンメは半身を刺身に。半身と頭は煮つけにしました。
とても美味しゅうございました。
そしてコチは・・・
実はコチ(マゴチ)の旬は夏なんだそうです。
私はてっきりホウボウと同じ冬だと思っていました。
一晩、香草とライムとオリーブオイルに漬けてから、お腹の中にミニトマトを入れて200度のオーブンで25分程焼きます。(40cmくらいあるので)
ミニトマトを潰しながら食べると、夏よりはサッパリしていて、これはこれで美味でした。ライムを絞るとベターです。
本日は、鴨川まで鉄下駄トレーニングをお送りしました・・・。
何か、トレーニングと言うよりは、完全に観光ですね。
いつもの事ですが。