人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

ギリシャ問題・・・注目すべきは南欧債の金利

2015-06-29 12:40:00 | アニメ
 

ゼウス   下界が何やら騒がしいようだが?

ポセイドン 人間共が金を返せだ返せないだと騒いでいるようだ。

ハデス   金など冥府ではクソの役にも立たんのにな。

ゼウス   わが子らから借金を取り立てているのは誰なんだ?

ポセイドン 太ったドイツ女と、ひからびたフランス女らしい

ゼウス   未開の森の民に金を借りるとは、わが子らも地に落ちたわい

ハデス   時代は変わったのさ。今じゃ彼らの時代だ。

ポセイドン わしらの世界には金融なぞ無いからな・・・。

ハデス   そう、奪うか、騙すか、殺すかだ。

ゼウス   もうひと頑張りして金融の神を作っておけば良かったかの?

ポセイドン 遠く、ヘブライの地にその様な神が居たな・・・その後どうしたか・・

ハデス   やつなら最近は西の大陸で宜しくやっているらしい。

ゼウス   力を借りる事は出来ないのか?

ハデス   いや、自分の事で手一杯らしい。

ゼウス   今下界には誰を遣わしておるのだ?

ポセイドン アテナが向かいました

ゼウス   おう、勇ましき我が娘ならドイツ女に引けは取るまい





アテナ  ああ、もうあのクソ爺い共の御遣いなんてまっぴらよ。

メルケル せかっくだから少し観光していらしたら?

ラガルド そうよ、パリは素晴らしいわよ。刺激に満ちているわ。

アテナ  いい男は居るの?

メルケル アポロン程では無ければそれなりにね。

ラガルド ギリシャの男にも飽きたわね。

メルケル ツィプラスもヴァルファキスも見かけだけだったわ。

ラガルド そろそろ潮時ね。




メルケル そういえばヘスティアはどうしてるの、この間見かけたけれど?

アテナ  どうも日本っていう島国に居るみたいなの。人気が出たとかで・・・・

メルケル あのオチビちゃんが?

ラガルド でも、出る所は出てるわよ・・・。





その頃、ヘスティアは・・









・・・・す、すみません・・・・。ネタが思い浮かばなくて・・・・。




ギリシャがデフォルトした所で市場にはあまり大きな影響は与えそうにありません。ギリシャ国債の保有者は欧州の中央銀行か、大穴狙いの投資家が中心でしょう。EUとしても南欧債の金利をECBは抑え込んでいるのでギリシャに譲歩を繰り返す事は無いでしょう。

ただ、ギリシャは将来的にはロシアからのパイプラインと、中東からのパイプラインの中継点になる可能性が有るので、エネルギー安全保障の点からは一方的にギリシャを切り捨て難い所もあります。ウクライナと同様、欧州にとって大事な地域なのです。


文化的価値も含めて、たかがギリシャ、されどギリシャ。



このどうしようも無い記事、「アニメ」の分類という事で悪しからず・・・。

今季アニメベスト・・・今回は「ベスト回」でお送りします。

2015-06-29 05:50:00 | アニメ
 

■ 作品としててはダントツで『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている 続』なのだけれど・・・ ■

今期アニメもとうとう終わってしまいました。なんだか印象に残らないシーズンでしたが、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている 続』だけが突出していた印象。

ただ、この作品、原作が素晴らしいのであって、決してアニメの出来が良い訳ではありません。確かに丁寧には作られていますが・・・吉村愛が監督した一期の方を支持する人が多いのは、2期が重い展開の内容だっただけとは限りません。ここら辺、アニメという表現手法がリアリズムよりも別の何かを魅力としている事に起因するのかもしれません。

アニメ最終話を出版されたばかりのオリジナル小説11巻の内容で尻切れトンボに終わらせたこの作品、シリーズ構成としてはアリエナイとファンも怒り心頭ではありますが、原作者が次作の12巻でこの作品を終わらせる強い意志の表れと私は見ました。アニメを綺麗に終わらせてしまうと、3期が期待されて原作もずるずると引き伸ばされる可能性が有るので・・・(私の妄想ですが)。

本当は10巻を2話構成にして、最終話に10.5巻の「いろはすデート」をもって来るべきですが・・・これを否定した所に原作者の強い意志を感じてしまいます。(勝手な妄想ですが)

■ 今季は「ベスト回」でお送りします ■

今季アニメは『やはり俺の・・・』が突出していて、後の作品が霞んでしまうので(個人的に)、いつもの作品ベストでは無く、「ベスト回」のランキングでお送りしようと思います。



第一位 『響け!ユーフォニアム』 第8話 「おまつりトライアングル」



吹奏楽で真剣に全国大会を目指す高校生達の日常を描く作品。京アニ作品に少し飽きていましたが、この作品はイイ!!

特に8話は、構成も作画も実写映画を完全に凌いでいます。

夏祭りに誰と行くかでソワソワする部員達。幼馴染の久美子に淡い好意を抱く修一と、修一に人目惚れした久美子の親友の葉月。いまいち恋愛に興味が持てない久美子はトランペットの玲奈の強い意志に我知れず惹かれています。葉月が修一をお祭りに誘う事を知っている久美子は、修一の誘いをはぐらかす為に、たまたま隣にいた玲奈とお祭りに行くと言ってしまいます。

お祭りの晩、葉月は浴衣を着て決戦モード。一方、久美子は何故か重たい楽器を背負って真っ白なワンピースを着た玲奈と山道を登って行きます。お祭り会場を見下ろす展望台で夜景を背景にして立つ玲奈に久美子は思わず見惚れます。それは同性への恋愛感情では無く、「強い意志への憧憬と美しいものへの無条件の服従」に近い感情ですが、二人の少女の会話と仕草はなまめかしく、羽化したばかりの蝉を覆わせる神秘さを湛えています。このシーンは近年の実写映画が束になっても叶わない表現の高みに到達しています。

一方、修一に告白するも思い叶わなかった葉月は親友の翠に笑顔で報告しますが、その後涙が止まりません。このシーンは一切のセリフは無く、山の上での久美子と玲奈の合奏がエンドロールに被さる中で描かれます。重い足取りの葉月の足元のアップで始まる一連のシーンは、アップとロングのカットを見事に組み合わせて葉月と翠の心の動きを描き切ってゆきます。

地上のお祭りの雑踏の中で散った淡い恋物語と、山の上で密やかに結ばれる清らかな約束。この二つの出来事を同時進行で対比させる演出の妙味にただただ感服するばかり。そして、この素晴らしいシーンを作画がしっかりと支えます。

京アニ、恐るべし!!


エンデインロールのバックで演奏されているのは奥華子の『愛を見つけた場所』ですね。彼女は私の実家の近くの津田沼駅のペデッキで路上ライブを良くやっていましが「時をかける少女」のエンディングの『ガーネット』から全国区の人気が出たアーティストです。




直ぐに消されると思いますが、文字では伝わらないと思いますのでネットにアップされた動画をちょっとだけ・・・。


第2位 『響け!ユーフォニアム』 第12話 「私のユーフォニアム」



第二位も同作品から11話をセレクト。ドラマチックな8話とは対照的に、11話は淡々と進行します。低奏部を厚くする為にコンバスパートをユニゾンする事になったユーフォニアムの二人。田中先輩はさらりとこなしますが、久美子には難しいフレーズです。真夏の暑い校舎裏でひたすら練習する久美子ですが、なかなか思うようには吹けません。それでもなんとか形になってきますが、顧問の滝先生から、コンテストの予選は田中一人が吹く様にと言い渡されてしまいます。

悔しさを抑えきれない久美子は、帰り道の橋の上でいきなり駆け出します。そして「上手くなりた~い!!」と川面に叫びます。それを橋の反対側で目撃した修一が「俺だって上手くなりたいー!」と叫び返します。

この久美子の走り出すシーン。これ、明らかに映画のカメラワークです。固定カメラの前を人が走る過ぎる様をパンして追うカメラワーク。カメラの直前を通過する時にはピントが外れますが、それすらも克明に再現されています。

Aパートの淡々としたロングショットを中心にした進行は、『桐島、部活やめるってよ』のシーンを彷彿とさせます。

どちらも実写映画では普通に見られるカットですが、これをアニメーションでやるとカットの意図がより明確になる様な気がします。プレスコ手法や原恵一の「完全演出」とは異なるベクトルで、アニメが実写映画の技法を消化する事の意味を深く考えさせられるシーンです。

京アニ・・・恐るべし!!



第三位 『血界戦線』 第8話  「Zの一番長い日 前編」



『京騒戯画』で一躍注目を浴びた期待の若手「松本理恵」の話題作。

もともとストーリーテーリングが下手で、映像で語るタイプの監督ですが、原作が「活劇」でバタバタしているので、どうも全体的には纏まりに欠ける作品という印象。

ただ、現在のアニメ表現の限界に果敢にチャレンジする姿は見ていて惚れ惚れします。特に第八話は、テクニカルな演出手法の見本市の様相を呈しています。

冒頭のリズムの良いカットアップ。中盤の活劇。終盤のどんでん返し。とにかく、これでもかという程のアイデアの奔流に圧倒されます。

内容はともかくとして、「アニメーション=動く絵」と定義するならば、この一話には現在最高の表現があふれていると言えます。


第四位 『血界戦線』 第11話 「終わりの始まり」



またもや同作から11話をチョイスします。漫画原作回は動き中心の演出で押しまくる松本監督ですが、オリジナル回は固定カメラ的な演出で魅せてくれます。

上のシーンなどは細田守が『サマーウォーズ』で見せたカメラワークですが、空を背景にした上り坂を下から煽って長回しで人物の動きを追い続けます。これも元は実写映画の手法。水戸黄門のラストシーンはいつもこんな感じかも。

この他にも、固定カメラのコマ飛ばしの様な演出を見せたり、とにかく色々な演出手法のオンパレード。基本的には静的な絵作りの連続ですが、決して飽きさせる事が有りません。



第五位 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 続』 第8話 「それでも 比企谷八幡は。」



原作でもハイライトとなる回ですが、花見川の河口に掛る美浜大橋の上での平塚先生は「カッコいい」の一言に尽きます。「カッコいいか、カッコ付けてるからな」なんてセリフ、なかなな言えません。

アニメの演出としては特筆すべき点はあまり有りませんが、会話劇の「間」が空虚にならない様に配慮されている点は好印象です。今時の子供達には「たるい」演出に見えてしまうかも知れませんが、「間」を動きやセリフで埋め尽くす傾向にある昨今の作品の中で、勇気を持って「間」を演出に取り入れています。


第六位 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 続』第13話 「春は、降り積もる雪の下にて結われ、芽吹き始める。」



葛西臨界公園の水族館のシーンは見応えがあります。とにかく原作も未完の11巻の内容でアニメの最終話を迎えるという無茶苦茶な構成。もうこの「宙ブラリン」状態で12巻の発刊を半年程待つのかと思ったら、原作ファンもアニメファンもまとめて「吊り橋効果」でこの作品を熱烈応援するしか無くなってしまいます。

かなり何だか分からない理由によって独善的に第六位としました・・・。


第七位 『パンチライン』 「パンツパニック」



ほとんど「出オチ」状態のこの作品。凝ったタイムパラドクスと人格入れ替わりで意外に難解。

「80年代のごった煮感」を再現しようとする意欲作ですが、どうもやる気が空回りしました。ただ、1話目の掴みはバッチリで、今期のダークホースを期待させましたが・・・。
ショコタン&でんぱぐみ の意外なコラボの主題歌は今季ナンバーワンでしょう。作詞作曲編曲はひゃだいん。何気に音楽が小室哲也だったりしますが、こちらは何も印象に残りません・・・。

第八位 『グリザイアの楽園』 第8話  「 ブランエールの種Ⅳ」



倉田英之の面目躍如たる作品。エロゲ原作でもここまで面白くなる!!
この作品を見ると、「アニメってこうでなくちゃ!!」と喝采を送りたくなる。バカらしくて、現実感皆無で、ご都合主義で・・・・だからアニメ。されどアニメ。

上位に選出した丁寧で高度な演出を駆使する現代アニメはいつか袋小路に入り込みます。そんな時、「アニメってこういうバカバカしいものだったよね」という暗闇に光る灯台の様な役割を示す作品となるかも知れません。

アニメというジャンルの原点は、『キルラキル』でも『グレンラガン』でも無くてこういった「ばかばかしい」作品では無いでしょうか?



本日は今期アニメの「ベスト回」を独断と偏見で選んでみました。
以外にも8話、11話に集中してしまいました。いわゆる「水着回」などの安易はテコ入れでは無く、12話、13話構成の昨今のアニメで真剣に構成すると中盤の山場は8話、最終話への転機としてのクライマックスは11話辺りに来るのかも知れません。


え、第9位、10位が無いって・・・後はこれとして特に思いつかないんだよね・・・。

セミの初鳴き?・・・MTBで鉄下駄トレーニング

2015-06-29 04:03:00 | 自転車/マラソン


梅雨に入り自転車乗りには憂鬱な日々が続きます。雨予報の土曜日、午前中は家でクサクサしていたら10時頃になって霧雨が止みそうな気配。MTBなら途中多少降られても走れそうなので、10時半に家を出ます。出発が遅いので、養老渓谷まで往復150Kmをサクっと走る事にします。

浜野から国道14号に入りうぐいすラインを目指します。内房線の線路手前の神社からはセミの鳴き声が聞こえて来ました。アブラゼミの鳴き声の様ですが・・・ネットで調べたらアブラゼミの初鳴きは梅雨開け頃の6月下旬から7月上旬だそうで、別段早い訳では無いようです。南房総のヒメハルゼミの大合唱もそろそろピークかも知れません。来週はアジサイを見がてら麻面原高原にでも出かけてみる事にしましょう。

MTBのブロックタイヤをブンブン鳴らして養老渓谷には14時に到着。メーター読みの平均時速は24.1Km/h。またしても25km/h達成は成らず。浦安から南船橋まで歩道を走ったので、これが無ければ25km/h台に乗ったかな・・・。残念。

天気も心配なので養老渓谷で15分程休憩してから、さっさと帰路に付ます。往路と同じルートでうぐいすライン経由で潤井戸に到着。ここで国道14号を左折する所を、興味本位で直進しておゆみ野方面に行ってみようとしたのが運の尽き・・・。なんと、誉田の駅までは結構な上り下りが続きます。おまけに道もチョー分かり難くて、どこをどう走っているのか見当もつきません。

外房方面に向けて逆走していないか心配になる頃に誉田の駅前に到着して一安心。後は大網海道を千葉方面に向かいますが・・・路肩が狭くて走り難い・・。こんな時MTBは歩道も走れるので便利です。後ろで車がつっかえた気配がする度に歩道に退避して車を先行させます。

千葉に出てからは勝手知ったるコースです。稲毛で海沿いに出ますが、美浜大橋の登り坂で左太ももが完全に攣ってしまいました。ペダルを漕ぎながらストレッチして痙攣が治まったので、浦安まで走れなくは無い感じでしたが、お腹が空いたので、津田沼の実家で冷蔵庫でもヤサガシする事にしました。

本日の走行距離は150km、獲得標高は1200mを超えているので、まずまずのトレーニングになりました。雨は結局降らず、ロードバイクでも走れた様な気もししますが、たまには鉄下駄トレーニングで鈍った精神に喝を入れなきゃね・・。





ところで、蝉の声を聴くと思いだすのはこの歌。野狐禅の『フライング蝉』。6月上旬に鳴き出したフライング気味の蝉の声は、実は隣の部屋の壊れかけた洗濯機の音だったという落ち。たったそれだけを題材にしてこんんな名曲が書けてしまう竹原ピストルの才能に脱帽。



蝉をテーマにし曲では長淵剛の『蝉』も有名です。極道稼業の儚さを蝉に例えた少々物騒な蝉ではありますが・・。



ちょっとムサクルシイ歌が続いたので、お口直しには、こんな曲は如何でしょうか。

[[youtube:-O_jcpg7Fns]]

Berrys工房の『蝉』という曲ですが・・・おいおいセミ1回しか出て来ないじゃないかい。