人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

TV中毒・・・アルファー波依存症

2016-09-02 09:56:00 | 分類なし
 

雑談程度に・・・



TVを観ている時、私達の脳波のアルファー派が高まります。

アルファー波は「リラックスして集中」した時に発生し、「右脳」が活性化した状態になります。

1) 右脳は「直観」や「感性」の脳
2) 左脳は「論理」や「言語」や「計算」の脳


私達がTVを観ている時は、リラックスして集中し、さらに「直観力」が鋭敏になった状態、或いは「論理的思考が抑制された状態」だとも言えます。

「アルファー波=気持ちた良い」状態とも言われており、私達がついついTVのリモコンに手を伸ばしてしまうのは「気持ちの良い状態」を無意識に求めているからとも解釈出来ます。


「習慣的にTVのスイッチを押してしまう」のは「習慣的にタバコを咥えてします」といった依存症に近い行動なのかも知れません。

ところが私達がTVを観ている状態では「右脳が活発化し、左脳が抑制」されている状態なので、TVを通じて入って来る情報を「直観的に受容」している可能性が有ります。「論理的」に正しいか間違っているかを検証するのでは無く、「こいつケシカラン」とか「この子カワイイ」だとか入力情報に反射的に反応します。

これは一種の「洗脳」状態とも言えます。



ところで、我が家からTVが消えて10年近くになります。共働きだった我が家では子供達が親の留守中にTV見放題の状況だったのですが、ある日、酔った勢いでTVをベランダに放り投げました。(当時は未だ液晶TVが高かったので勿体無いとは思いつつ)

TVが無いと最初は家の中がシンとして寂しいのですが、次第にそれに慣れて来ると、今度は定食屋や実家に行った時にTVの音が煩わしく感じる様になります。

躁状態のアナウンサーや芸人の話し声に違和感を覚えるのです。確かに社会であんな話方をする人達はあまり居ません。

タバコも禁煙が成功すると「何であんなマズイ物をお金出して吸ってたんだろう?」と思う様ですが、TVも同様で、依存症から脱すると、「なんであんな騒がしい物を観ていたんだろう?」と不思議になります。


ネットで情報検索する時は、明らかに「左脳」が働いていますから、TV程は受動的では無いのですが、尤もネットにおける情報操作の手法も日進月歩の様で・・・・。

小池劇場・・・三文芝居は庶民に受ける

2016-09-02 06:30:00 | 時事/金融危機
 

■ 豊洲への移転は今さら止められない ■

豊洲市場の地下水汚染の結果が出るまで移転決定を延期した小池知事。しかし、豊洲移転は100%止められないのだから、これは単なる政治的パフォーマンス以外の何物でも無い。

1) 築地市場は老築化が進み、雨漏りなど衛生面で問題が在る
2) 都心部の再開発の一環として環状二号線が築地市場の用地を通る
3) 豊洲の新市場は既にほぼ完成しており、これを放棄する事は有り得ない

豊洲の地下水の汚染の問題をクローズアップしていますが、ネズミやゴキブリだらけで雨漏りもしている築地市場の方が衛生面の問題は大きいはずです。

そもそも、豊洲新市場の建設コストが増大した事を問題にしていますが、巨額の費用を掛けた豊洲市場を使わずに放棄する事は無駄以外の何物でも有りません。

■ 秋葉原のヤッチャバも無くなった ■

その昔、秋葉原の電気街の山手線線路沿いには東京都の青果市場が在りました。「ヤッチャバ」と呼ばれ親しまれていました。20年程前、市場は太田に移転になりましたが、多くのの人が「大田市場は遠くて不便」と感じていました。

一部の業者さん達が市場が移転した後も「場外」で商売を続けました。今でもウズラの卵の専門業者が残って営業していると記憶しています。(紳士服のアオキの駅側)しかし、それ以外はかつてここが青果市場で在った面影は残っていません。跡地には高層のオフィスが立っています。

都市は生き物ですから20年、50年という年月の中で様々に変化して行きます。かつて市場への買いだしは電車や自転車を利用していましたが、車で買い出しに行く人が増えれば都会の真ん中に生鮮市場が在る必要は無くなります。むしろ土地を有効活用した方が良いですし、都市の衛生面においても都心部に生鮮市場が在る事は問題です。

築地が豊洲に移転するのも、時代の流れと都市計画的には当然の変化とも言えます。この様な「規定の変化」に対して、「ちょっと待ったーーー」と言った所で、結果は変わりません。


■ 小池劇場は単なる利権の付け替え ■

枡添知事の辞職騒動に始まる東京都政のゴタゴタ。文春が「都議会のドン」と盛んに書き立てているので、目的が明確になってきました。

「規定の路線」や、「規定の構造」、「規定の組織」は長い時間の経過と共に腐敗し、既得権の温床となります。これら「古い既得権」に対して、新たに利権に食い込むには二通りの方法が在ります。

1) 古い既得権者に取り入りオコボレにあずかる
2) 古い既得権者を排除して全てを手に入れる

従来、東京都政を牛耳ってきた「ドン」の勢力は絶大で、自民党執行部や国会議員でも口出しは出来ませんでした。石原氏らは「オコボレ」にあずかって来たのでしょう。

しかし、GDPとしては国家に匹敵する東京の甘い汁を一部の都議会議員が独占する事にとうとうメスが入ったのでしょう。これ、都民レベルの問題では無く、自民党内部の問題。そこで刺客として送り込まれたのが小池氏。

当初、自民党執行部は「小池氏が勝手に出馬を表明した」という態度を示していましたが、それなが早々に除名すれば良かった。除名しないのは、自民党執行部こそが小池刺客を放ったボスだから。

小池氏を自民党執行部が批判した事で、「既得権の巨悪と戦う小池百合子」という虚像が完成し、メディアはこれを書き立て、都民は選挙で彼女を支持します。

小池氏の次の仕事は、「既得権者」の悪事を炙り出す事。これに文春を始めとしたメディアが加勢します。「正義の小池 VS 悪のドン」という図式を補完して行きます。

そして小池氏は、建設コストが増大し、ドン達の利権が分かり易い「豊洲新市場」をネタに過去の利権構造を都民(国民)に暴き立ててみせます。「こいつらが都政を食い物にしていたんだ!!」と・・・。

もっともその後の利権は、小池氏を擁立した者達が美味しく頂く訳ですが。

■ 三文芝居に熱狂する人々 ■

小池劇場は出来の悪い三文芝居に過ぎないのですが、庶民は下町演劇の様なベタな演目に弱い。「正義の小池が悪を成敗する」という図式に溜飲を下げます。

連日、ニュースやワイドショーで伝えられる小池劇場の成り行きに、連ドラに熱中する様に夢中になります。

■ 民度の試験紙 ■

「民度」という言葉は「差別的で優越的」と非難を受けそうですが、しかし、やはり小池劇場に熱中する人々は「民度」が低い。メディアに洗脳された人々です。

ネット時代にメディアの構造と役割を理解し始めた人々は次々にTVから離れています。TVを見ると「不快」になるからです。

私は「民度の尺度」はTVの視聴時間では無いかと考えます。(中高年において)

「洗脳BOX」と縁が切れるかどうか、それこそが「民度の試験紙」なのかも知れません。