人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

セカンドインパクト・・・ドイツ銀行を憑代に

2016-09-19 11:07:00 | 時事/金融危機
 


エヴァンゲリオンより


冬月    ゼーレの連中、今度はドイチェバンクを憑代に セカンドインパクトを起こそうというのか・・。

ゲンドウ  連中も焦っているいるのさ。






■ ドイチェバンク危機 ■


http://jp.reuters.com/article/deutsche-bank-in-trouble-idJPKCN11M2GY
ロイターより

「米司法省の140億ドル和解提案、ドイツ銀行が争う姿勢」 

[フランクフルト 16日 ロイター] - 過去のモーゲージ担保証券(MBS)の不適切販売をめぐり、米司法省が140億ドルで和解を提案した件で、ドイツ銀行(DBKGn.DE)は争う姿勢を示した。

ドイツ銀行は最大30億ユーロ(34億ドル)の提案を想定していたが、大きく上回る額が示された。資本比率を維持するため、投資家からの新たな資金調達や、資産売却が必要となる可能性も指摘されている。

ドイツ銀行は声明で「提案された額付近で和解するつもりはない。交渉は始まったばかりだ。他の銀行はこれよりも相当低い金額で和解しており、それに近い水準で決着するはず」との認識を示した。

独財務省は、ドイツ銀行の不適切販売問題について、公正な結果に落ち着くと見込んでいるとの見解を示した。




ドイツのGDPの20倍という巨額がデリバティブ残高を抱え、経営危機が囁かれるドイチェバンク(ドイツ銀行・ロスチャ系民間銀行です)。今度はアメリカ司法省から、MBSを巡るリーマンショック前の不正で、1兆4千億円もの罰金を突き付けられました。

これを材料に、ヨーロッパの株式市場はイタリアやポルトガルの銀行株の下落など混乱しています。

日本やヨーロッパは際限無いマイナス金利の無間地獄に落ちようとしていますが、一方で銀行間の調達金利はジリジリと上昇し始めています。


■ 低金利によって巨大なバブルを生み出し、そして破壊する中央銀行 ■


陰謀論者の私は現在の中央銀行制度は「インパクト」を引き起こす為の装置だと考えています。

信用通貨制度の根本的な問題は次の通りです

① 金利の低水準が続くと、債務が生産力を上回って拡大する
② 債務が限度を超えて拡大すると「利払い」が生産や賃金などの投資を抑制する
③ 「利払い」によって生産が抑制され景気が低迷する
④ 景気低迷によって金利がさらに下がり、債務拡大が継続する
⑤ 中央銀行の利上げによって、過剰債務の借り換えが不可能になりクラッシュが起こる

普通に考えれば「中央銀行が意図してバブル崩壊を引き起こす」などは世迷事です。しかし、その効果を考えた場合、「誰得」の理論では、中央銀行がバブル崩壊を仕掛ける動機には十分なものがあります

① 低金利が新興国への活発な投資を促す
② 新興国で土着企業が成長し、経済が拡大する
③ 世界的バブル崩壊によって、新興国の株式市場が暴落する
④ 株価が底値の時に、世界の経営者達が新興国の企業の株式を独占する

これ、日本のバブル崩壊で起きた事で、アジア通貨危機でも韓国企業などは株式からGSなど欧米の投資家に支配されました。


先進国の経済成長力が低下した現在、世界の経営者達は、リーマンショック以降、新興国でバブルを膨らめて来ました。その収穫祭がそろそろ始まるのでしょう。


今年の後半から、金利が不自然な動きをし始めると妄想していますが、金融緩和で金利は低下し過ぎています。これが正常化しようとする時、セカンドインパクトが始まるのデス!!

地下水の安全性も確認された?・・・青果棟の水質検査で明らかになった事

2016-09-19 09:57:00 | 分類なし
 

■ 豊洲は地下水までも完璧に浄化されていた ■

豊洲新市長の青果棟の「溜り水」を共産党が分析した結果、「ごく微量のヒ素」が検出されたとしてニュースは盛り上がっています。

ところで、検出されたヒ素の量がどの位かと言えば・・・

六甲のおいしい水・・・0.004mg
ボルビック・・・0.009mg
豊洲市場地下・・・0.004mg

という事で、皆さんがお金を出して買っているミネラルウォーター以下のレベル。ヒ素は天然に存在する元素で、土壌中にも微量に存在しています。ヒジキなどの海藻類にも含まれています。ヒ素は大量に摂取すると猛毒ですが、極微量のヒ素は身体にとって必須の元素です。

青果棟の地下は砕石層が露出していましたが、そこに水が溜まると言う事は地下水位がAP/+1.8mを超えている可能性が高い。地下の水は8月の台風の後に出現した様ですが、揚水ポンプシステムの稼働が11月ですから、大雨によって地下水位が上昇した可能性が非常に高い。

私は青果棟の「溜り水」にベンゼンやシアン化合物などヤバイ物質が検出されると予想していましたが、意外にも「溜り水」はキレイだった。

■ 地下水の浄化も同時に行っていた ■



上の図は豊洲で実施された地下水浄化工事と同様の概念図ですが、豊洲ではAP.+2.0m以下の滞水層の地下水を揚水して浄化し、キレイな水を再び地中に注入する「地下水浄化工事」が行われていたそうでです。これ、洗濯機のススギみたいなもので、帯水層を丸ごと「すすぎ洗い」しています。

この結果、豊洲の地下水の汚染レベルは環境基準以下を目標に低下していますが、さらに11月から稼働する地下水モニタリングシステムと浄化システムによって、仮に汚染が再発しても順次浄化する手段が取られています。

青果棟の「溜り水」がキレイだった事で、図らずも共産党は豊洲の地下水の浄化がほぼ完ぺきに施工されていた事を証明したとも言えます。

■ 問題の本質は「過剰な安全性に要求に過剰に応えた事によるコストアップ」 ■

① 共産党や市民団体が「絶対の安全性」を求める
② 国が定める土壌汚染対策法より相当厳格なハードルを都や「委員会」が設定する

③ 地下水位直上のAP.+2.0mまでの土壌を除染する事を都が決める
④ さらに4.5mの盛土をする事で、仮にベンゼンが地下水から気化しても土壌中に封じ込め
  分解する安全策を都が提案する
⑤ 「専門委員会」は4.5mの盛土の科学的根拠は無いとしならがも、これを認める
⑥ 「科学的根拠」とは、「4.5mもの盛土が必要なのか」に対する答えであったが、
  「過剰安全性」が確保されているので、あえて都の案に反対しなかった。

⑦ 「専門委員会」は建物地下にピットや貯水槽などの地下施設が在る事は当然承知して
  いた。(これを知らなければ素人以下です)
⑧ 「専門委員会」が指摘した地下施設の危険性は、駐車場など人が立ち入る「地下施設」
⑨ 小池知事が地下ピットの問題を大きくしたので、「地下に空間を作るなど知らない」
  と「トボケ」て見せた。(これ、結構重大な問題で、陰謀論者の私は「共謀」という
  言葉が頭に浮かびます)

⑧ 「技術委員会」では地下空間の提案が一回は却下される
⑨ 都は、万が一、汚染が再発した場合に対処する為の空間を確保する名目で「地下空間」
  の案を進行させる
⑩ 「技術委員会」の第八回会合の資料では,次の様に書かれている。

○ 豊洲新市場予定地における土壌汚染対策は、土壌について環境基準を超える汚染物質を
除去し、地下水についても環境基準以下に浄化していくといった、安全を確保する上で万
全な内容となっている。
一方、国では、土壌汚染対策法改正に向け、検討が進められているが、新市場予定地が
同法の対象となり、土壌が汚染されている土地である指定区域に指定されたとしても、土
壌や地下水の汚染物質を除去、浄化した後、地下水質のモニタリングを行うとともに、万
が一、地下水中から環境基準を超える汚染物質が検出された場合には、汚染地下水の浄化
が可能となるよう、建物下にこれらの作業空間を確保するなどの措置を講じていくことで、
指定区域の解除が可能と考えている。


http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/pdf/pdf/gijutsu/siryo/8-8.pdf

⑪ 少なくとも「技術委員会」の第八回会合以降は「地下空間」が在る事は前提だった
⑫ 「技術委員会」における盛土の完了報告資料でも、建物の場所のレベルはA+.+2.0m
⑬ 「技術委員会」のメンバーは地下空間を事前に知らされており、これに異を唱えていない
⑭ 「地下空間」発覚後、技術委員会のメンバーもコレを知らなかったと「シラ」を切った。

⑮ 都の幹部が地下空間は「汚染が再発した際の工事に備えた」と説明
⑯ 「地下水の浄化工事」「土壌の浄化工事」「揚水浄化システム」で地盤・地下水側の
  除染・安全対策は十分以上である。
⑰ 建物地下を空洞にする案は、土壌搬入や土壌除染の工程を考えると、コスト削減になる
⑱ 一方で、地下空間を重機が搬入出来る高さとする事で建築コストは高くなる
⑲ 多分、トータルでは建築コストはプラスとなるが、「万全の対策」が優先された?


まあ、こんな具合で、市民団体が要求する「完全な対策」の要求を満たすべく、都の職員は考えられる限り「最高」の仕事しした訳です。

その結果が「はね上がった建築コスト」です。民間では考えられない様な2重、3重の安全策が講じられています。

都が知られたく無い「不都合な事実」とは、「過剰な安全対策でお金が無駄に浪費された」事であって、決して「手抜き」では無い。

小池知事はここを追求すべきでしたが、庶民にとっては「盛土が無くて危険」と言った方が分かり易く、結果的に安全が確認されれば市場移転に問題は無く、むしろ「都職員と一部の議員の不正」を暴いたという実績が残ります。



まあ、ここら辺が今回の騒動に真相なのでは無いかと妄想を膨らめています。