■ 10万人規模のダイアモンドプリンセスの乗客が野放しになっていた日本 ■
東京の感染者が増えていますが、その原因が学校が休校になったので欧米諸国に旅行に行った人達が持ち込んだウィルスだと指摘されています。
厚生労働省の対策チームは国内のクラスターはほぼ掌握して感染者を把握していたと主張していますが、コレが事実なら、彼らが把握していない、経路不明の感染者の急増は、ここ2週間程の間にイタリアやアメリカやフランスに旅行に行った人達が感染源になっている可能性が非常に高い。
本来ならば「自主隔離」が必要な多くの感染予備軍が、普通に社会生活をしていた。コレは10万人規模のダイアモンドピリンセス号の乗客が野放しになっていたに等しく、ここで日本のウィルス対策は破綻したのかも知れません。
■ 中国人旅行者と、日本人渡航帰国者では社会との接触密度が違う ■
日本は中国からの渡航者を条件付きで受け入れていたので、水際対策はザルでした。しかし旅行者は日本人との濃密な接触の機会は少なく、結果的に二次感染を引き起こす確率も低かった。
一方で海外から帰国した日本人は、普通に会社に行き、家族の高齢者に旅行の土産話をして土産を手渡し、夜の街の飲み会に出かけたでしょう。
これらの人達がスプレッターとなって、現在の感染経路不明の感染者を生み出した可能性は高い。
■ 首都封鎖(ロックダウン)に備えよ ■
私は新型コロナウィルスの毒性は極めて低いと考えていますが、感染力はそんれなりに高いと考えています。
他人との接触をあまり好まず、清潔で潔癖な国民性によって微妙なバランスが保たれていた「緩やかな感染拡大」にここ2種間の間に重大な変化が生じたとするならば、日本でも多くの感染者が出る事に疑問は有りません。
時を同じしてオリンピックの延期が決まり、厚労省も検査の基準を緩めるので、症状の重い軽いを問わないのであれば、感染者数は急激に上昇します。元に、この二日間でのの東京も感染者数の増加は今までとは違う。
だから厚労省も東京都も慌て始めた。
■ ウィルスによる死者数は欧米に比べて低いが、経済がクラッシュする ■
感染が拡大しても重症者数や死者数は限定的だと私は予測します。既にハイリスクの方の多くが自主隔離的生活をされていますし、テレワークなども浸透している。
医療崩壊が起きるかが問題ですが、コレは高齢者施設や病院内での感染が拡大すれば避けられない。尤も、死亡者数は欧米に比べて一桁少ないと思いますが。
一方、首都封鎖や、全国規模の外出禁止令が出されれば、経済的なダメージは相当なもので、株価は16000円を一気に割り込んで、下手をすれば12000円台まで転がり落ちる。
やはり新型コロナウィルス自体はチンケなウィルスだが、過剰な対策が我々の生活を破壊するかも知れない。
ヤッパリ....ワザとやってるよね....。