人口あたりの新型コロナウイルス死者数の推移(国別) より
上のグラフは、ボランティアで各国の感染者数と人工100万人当たりの死者数をグラフ化して下さっているサイトからお借りしました。
自分で国を選んで表示させる事が出来、スクロールでグラフの時間軸のレンジも変える事が出来る超便利なグラフです。(ハラショー!!)
注目点
1) 韓国とイタリアは同時期に死者数が増大した
2) 現在は韓国が2人/100万人、イタリアが20人/100万人と、イタリアが韓国の約10倍
3) イギリスとアメリカはイタリア、韓国から約20日遅れで死者数が増大開始
4) 死者数の増加の割合はイタリアよりも早い
5) この二国はイタリアとほぼ同じ経緯を辿るはずで医療崩壊を起こす
6) 日本はアメリカやイギリスと死者数の増大のスタートはほぼ一緒
7) 増加率は韓国を下回っている
上記項目から考えられる日本の今後の状況
<楽観的予測>
1) 日本は積極的なPCR検査を行わず感染者の実態が全く把握出来ていなかった
2) 高齢者などが新型コロナウイルスの感染で肺炎などで亡くなっても「原因不明の肺炎」
とされて新型コロナウイルスの死者にカウントされていない
3) 韓国と日本は同時期に感染が拡大しているので、韓国の死者数が凡その参考になる
4) 韓国は死者数の増加が頭打ちになり始めているのでピークアウトも近い
5) 韓国よりルーズな対策しかしていない日本は、韓国より早くピークアウトしていた
可能性が有る
<悲観的予測>
1) 日本は積極的なPCR検査をせずとも感染が抑え込まれていた
2) 3月の海外旅行者の大量帰国によって感染拡大が本格的に始まった
3) 日本もイギリスやアメリカを後追いする形で感染拡大と死者数の増大が起る
4) 日本でも人工の6割の7600万人が感染して、その内の1%の76万人が死亡する
■ 潜在的感染者を焙り出してはイケナイ ■
私は楽観的予測の方が科学的に納得出来ます。政府は積極的なPCR検査をせずに、緩やかな感染拡大を容認していました。これは、スエーデンなども同様で、強毒性で無い感染症に対して、医療
崩壊を起こす事無く「集団免疫」を付けるには一番有効な手段です。
下手にPCR検査をすると、不安に駆られた国民が検査を行い、隠れ感染者を掘り出してしまうので、感染症用のベットが直ぐに一杯になり、医療崩壊が起ります。だから積極検査を行わないという厚生労働総の方針は正しかった。
ただ、日本では政府はスエーデン程信頼されていないので、「感染は拡大していない」と嘘を言い続けないと、国民がヒステリックになり、「こっそり集団免疫」作戦は失敗します。
小池都知事を始め、政府も「緊急事態宣言」をチラつかせて「引き締め」に転じた理由は、国会などで追及されてCPR検査を拡大せざるを得なくなり、感染者数が数字的に増大する事で医療崩壊
が起きる事を防ぐ為でしょう。
既に日本の感染はピークアウトか、それに近い状態ですが、感染者はある程度まとまった人数で発生するので、検査が拡大すると医療崩壊を起こします。
政府は発熱があても直ぐには病院には行かず、自宅で様子を見る様にと指導しており、感染の疑われる人も、仕事をされている方は、職場に迷惑が掛かるので検査は控えるでしょう。病院関係者も、感染が疑われる患者が来ても軽症ならば検査は避けたい。風評で経営が圧迫されるからです。
■ 敢えて「恐ろしい表現」で国民を脅し、PCR検査を抑止する作戦 ■
都や政府が「徹底した対策」を訴え、「ロックダウン」や「緊急事態宣言」をチラつかせる事で、「感染したら社会的にヤバイ」という圧力を強め、軽症の感染者が検査を受ける事を抑止しています。これは「賢い選択」です。
日本人は個人の権利よりも会社や家族や自分を取り巻く社会の利益を優先する傾向に有りますから、「感染が発覚したら〇〇に迷惑が掛かる」というプレッシャーは効果的です。
■ 全ては「チンケな毒性」を把握していなければ出来ない選択 ■
厚生労働省が「こっそり集団免疫」作成を遂行するに当たり、問題となるのがウイルスの毒性です。
SARSやMARS、エボラ出血熱の様な高い毒性のウイルスでは集団免疫が獲得される前に医療崩壊が起らなくとも、火葬場の前に長い列が出来てしまいます。
だから、厚生労働省も政府も、新型コロナウイスの流行初期より、このウイルスが「チンケな毒性」である事は把握していた可能性が高い。
ダイアモンドプリンセス号は、その実証実験の場とされた可能性が有り、ここでの感染実態から、政府はこのウイルスが「チンケな毒性」である事を確証した事でしょう。
感染の専門家達も、感染初期の頃は「インフルエンザ同等や、それより弱い症状の人がほとんど」と「チンケな毒性」を示唆していましたが・・・何故か東京オリンピックの延期が決まると「とても危険なウイルス」、「緊急事態宣言が必用」と、掌返しの発言に転じます。
今回紹介させて頂いたサイトで、日本の死者数をモニターしていれば3週間後には、「楽観」が正しかったのか「悲観」が正しかったのかが判明するでしょう。そして楽観が正しかったならば、厚生労働省が最初から「チンケな毒性」を把握していた事が証明されます。(陰謀論的に)
政府と専門家達の「ウイリス怖い怖い」への突然の変節は、陰謀脳を刺激して止みませんが、これはひとまず無視します。