人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

『波よ聞いてくれ』・・・祝?アニメ化?!

2020-04-13 05:03:00 | アニメ
 


『波よ聞いてくれ』より

沙村宏明って今ブームなの・・・・?

『無限の住人』のアニメ化(2回目だけど)に続いて、『波よ聞いてくれ』のアニメ放送が始まった。

実はamazonのアニメ『無限の住人』、原作でもグダグダの江戸城地下の不死実験編から見るの辛くなっっちゃったんだよね。だって、不死実験編って、原作も沙村宏明のSM趣味全開じゃないですか。(それを言ったら卍が切り刻まれ続ける「無限」自体がSMマンガなんですけどね)。だから、アニメ化では飛ばしてもイイかなって思ってたのだけど、しっかりと、それも、ねっちりと、がっちりと、卍を切り刻んましたね・・・。

と言う訳で、ブログでひと様に薦めておきながらも、実は最後まで観てません。実際に原作も勢いがあって面白いのは加賀編までだし、もう凜ちゃんの関所破りのシーンだけで私的には大満足のアニメ化なんです。


とまあ、私の様な熱烈なファンは多いけれど、一般人にはイマイチ良く分からない沙村作品の中でも、一番グダグダした・・・と言うか、熱烈のファンでも振り落とされそうになる『波よきいてくれ』のアニメ化って単行本の帯で見つけた時は、これ何かの冗談か、出版社のフェークだと思ってた訳ですよ。

スープカレー屋に勤める普通のオネーさんが、男に振られて飲み屋でクダを巻いて、隣の中年オヤジにグダグダ絡んで、あげくの果てに目が覚めれば自室のベットの上に半裸で寝ている。玄関には脱ぎ揃えられてた靴。(実はこれ、裏があって面白いんだけどね)。映画のDVD観て涙流して失恋の痛手も一瞬で回復して店に出勤したら、店で流しているラジオから、夕べの飲み屋の会話が流れてきたーーーー!!。もう、人生終わってんでしょう!!って、あれあれ、放送局に乗り込んじゃったよ。録音ブースに入っちゃったよ。って・・・「お前いまから喋れ、キューだ出たらとにかく喋れっ」ディレクターに言われちゃったよ。ミナレちゃん、大ピンチ・・・・って「・・・ミツオ!!おめぇだけは、地の果てまで追っかけても、ぶっ殺す!!」

とまあ、触りだけ、『波よ』の鼓田ミナレ(主人公)ばりに、グダグダだけどタテイタ・トークで作品紹介をしてみました。


いやーーー、私、『波よ』ってアニメに向いていないと思ったんですよ。だって、全編会話ばかりだし、会話の内容も妙にマニアックだし、登場人物オヤジが多くて華やかさが無いし・・・原作だって熱烈なファンを時々振り落としそうになる作品だし・・・。

無理、これ、絶対にアニメ化、ムリだから・・・・。スタッフさん、冷静になろうよ、今からでも遅く無いよ、まだ引き返せるよ・・・。


って、思ってました・・・・放送を見るまでは・・・・。


・・・・いやぁーー~、声優さんって凄いですね。
ミナレさんでした。マジ、、ミナレさん。、もう、ほんっっと、ミナレさん!!


どんだけ台詞量あるんだよ!!って台本を見事にこなして、完璧なミナレさんが現出していました。



・・・でも、私、思うんです。この作品、絵が邪魔じゃねぇ?
音だけで良くねぇ?
ラジオドラマで良くねぇ?


別に冒頭、クマと格闘する妙にキレッキレの作画要らなくねぇ?

ドリフトで街中を走り回る軽自動車、要らなくねぇ?

いや、マジ、音だけ聞いてた方が面白くねぇ?



これ、褒めてます。ラジオを舞台にした作品だけに、「音」「会話」の出来が良くなければ始まりません。


始まりませんが・・・・これからどうすんのよ、この作品。だって、原作・・アレだよ・・・。


と言う訳で、心配は尽きませんが、面白いので視聴継続!!



・・・・しかし、何ですね・・・こんな作品、誰がアニメ化しようなんて言い出したんでしょうね。





なんか、今日の記事、グダグダだよね。



だって、紹介した作品が作品なだけに、沙村宏明の変態知的遊戯にどれだけの人が付いていけるのか、それだけしか興味無いんだな、実は。




『波よ聞いてくれ』原作表紙より


「シン・コロナ」の真の目的・・・インフレは起こるのか?

2020-04-12 05:02:00 | 時事/金融危機
 

■ 「シン・コロナ」と財政支出 ■

日本政府が不必要な緊急事態宣言を出してしまったので、5月、或いは世界の外の国の解除が遅れれば6月まで、現在の不自由な生活が続くかも知れません。

ただ、精度の高い抗体検査キットの開発も進んでいる様なので、世界の国々は抗体獲得者から順に社会復帰させる部分的解除を徐々に開始し、集団免疫が確立した時点で、ロックアウトの全面解除に進むと思われます。

しかし、先進各国とも2か月近くも経済を大きく停滞させる訳で、普通に考えればGDPは大きく落ち込み、30%のマイナス成長になるという試算も有ります。

各国とも落ち込んだGDPを財政出動によって穴埋めせざるを得ませんが、日本のGDPは500兆円程度ですから150兆円規模の財政出動しなければGDPはマイナスになります。政府は「108兆円の経済対策」と胸を張りますが、その内訳は、「納税や年金の納付の延期」や「財政投融資による貸し付け」などでかさ上げされており、財政支出は39兆円程度だとされています。ただ、その中にIMFへの支援出資が含まれている可能性も有り、実際にはさらに低い額かも知れません。

■ 「シン・コロナ」収束後の世界 ■

「シン・コロナ」がヨーロッパやアメリカで大流行するに当たり、株式市場は大きく値を下げていますが、今の所、「クラッシュ」と言える状況には陥っていません。むしろ過度の金融緩和によってバブル化していた市場が、安定した価格に落ち着いたといった感じになっています。

(私的には日経平均が1万6千円割れ、ダウが1万9.千ドル割れ当たりで市場はパニックになるかなと妄想しています。)

「シン・コロナ」の厳戒態勢から世界が抜けだし、財政出動が本格化すると、市場は「期待」で動きますので、むしろ株価は大きく値を戻すはずです。もっとも、これだけ世界経済がダメージを追えば今年の世界のGDPは大きく落ち込む事は確実なので「期待」は長続きはしないでしょう。

ただ、多くの投資家が「値を戻す」「値上がりする」と予想するので、値上がりペースは速く、一種の「祭り」状態になるのでは無いかと私は妄想しています。

■ 気の緩みからインフレ率がポンと跳ね上がる可能性 ■

コロナが去った後、各国国民はしばらく解放感に浸るかも知れません。国からお小遣いも貰うので、気が緩んでパァーと消費に走る可能性が高い。一方で、生産が滞り、物流も回復していない供給制約の状態になっているので、ポンとインフレ率が上昇する可能性が有ります。

莫大な金融緩和でもなかなか達成されなかったインフレですが、短期的に「物価水準の財政理論」(FTPL) の条件が満たされる可能性が有る。

物価上昇に引っ張られる形で短期金利がポンと上ると、これにAIが反応する可能性は低く有りません。

■ 債券市場が一瞬で混乱する? ■

昨年中ごろから短期金融市場が何やら不安定になっていますが、金利上昇はここを直撃する可能性が有ります。コロナ・ショックの初期にも混乱が生じたのでFRBが大量の資金を注入して沈静化を図りました。

金融機関は短期金融市場で資金をやり取りする事で日々の決済を潤滑に行っています。リーマンショックの際に、各金融機関がドルを手放さなくなった為、短期金融市場の資金が枯渇して、一瞬にしてオーバーナイト金利が沸騰しました。(流動性の危機)

AIがどこまで「歴史」を学習しているか不明ですが、短期金利の上昇を察知して、一気にリスクオフのプログラムが走り出すとヤバイ。

最初の反応が株価に出れば、痛手は少ないと思いますが、リスクが高い割に金利が低いジャンク債や、格付けの低い社債が売られると危機は拡大します。債券市場の金利上昇(価格は下落)をAIが察知して、売りが売りを呼ぶ様な状況になれば、債券市場に大混乱が起きないとも限りません。


■ 今回のバブルの正体は「社債券バブル」 ■

リーマンショックの正体は「住宅債券バブル」でした。アメリカのMBS(住宅担保証券)が世界中にバラ撒かれた事によって起きた危機です。

リーマンショック以降の金融緩和バブルの正体は「社債バブル」です。リーマンショック以降、世界の金利水準は極端に低下してしまったので、世界は金利に飢えていました。本来なら考えられない様な低い金利で「危ない会社」の社債が発行され、それを投資家が買っていました。その最たる例がアメリカのシェール企業です。

社債市場の金利が低いので、アメリカでは「自社株買い」というスキームも流行します。安い金利で社債を発行して、自分の会社の株式を買うのです。株には配当が伴いますから、株の発行数が少なくなれば配当負担が減ります。さらに発行株式が減る所に買いが入るので、株価が上昇し易くなります。こうして、アメリカでは多くの企業が大量の社債を発行して、それらを投資ファンドなどが買っていました。そして、最終的には年金マネーや個人の投資マネーがそれに吸い寄せられていた。

さらには信用力の無い企業のローンをまとめて証券化したCLO(ローン担保証券)なる商品も開発され、金利に飢えた日本の金融機関が大量に保有しています。これなど、まさに企業版のサブプライムローンです。

短期金利が上昇する事で、債券市場の金利が見劣りすると、これらのリスクの大きなチンケな金利の債券は売られ易くなる。債券市場の規模は株式市場よりもずっと大きいので、債券市場の混乱は「金融崩壊」に繋がり易い。

■ 国債が市場に溢れる ■

リーマンショックの直後、ドルの信用に一時期疑問が持たれました。これはドルの流動性が失われた為で、FRBが狂った様に市場にドルを供給した事で、ドルの信用は回復します。信用というよりも「決済機能」が回復したと言った方が良いでしょう。

今回の危機は違う動きになると思われます。コロナ・ショックによって各国とも国債を大量に発行するので、国債市場は供給過多の状態になるはずです。これは国債価格の下落(金利上昇)を招きます。

世界はリーマンショック以降、チンケな金利の国債で溢れ返っていますから、国債金利の上昇によって(価格下落)、金融機関の多くは含み損が膨らみます。そして、損切で国債が売られ易くなる。そうやって各国の国債価格は下落のスパイラルを止められなくなります。(金利は上昇)

これを止める方法はただ一つで、中央銀行が余分な国債を市場から吸収すれば良い。この過程で大量のマネーが市場に流出します。


■ 行き場を失うマネー ■

リーマンショックの時には各国中銀が狂った様に資金を供給する事で金融システムの崩壊を止める事が出来ました。FRBは一時的に紙屑同然となったMBSを市場から買い上げ資金を供給しました。

今回も同様に金融機関は、値段が下がったジャンク債や社債、さらには国債を中央銀行に買わせようとするでしょう。多少の混乱は有るとしても、中央銀行はこれに応えるしかありません。日銀などは株式市場を直接買い支えているのですから、ハードルは低いはずです。

こうして、大量のマネーが供給される一方で、お金は行き場を失っています。

ここでハタと皆気付くのです。「お金が有るのに買い物が出来ない・・・」「何だかお金が有難くない・・・」

庶民は投資で失敗してスッテンテン。さらにコロナショックの後遺症で失業率も高まります。一方、資産市場はお金ジャブジャブなのに安全な投資先が無い・・・。

漠然な言い方ですが「お金の機能が失われる」状態が発生します。これこそが「通貨危機」であり「通貨の信用の喪失」では無いか・・・。

■ スタグフレーションの発生 ■

通貨の信用が失われると、人々は通貨以外の物で価値を保とうとなります。金は買われるでしょう。土地や家の値段も上がるでしょう。優良企業の株も買われます。コモディテーに資金が流れるかも知れません。原油が買われ、穀物が買われ、その結果物価が上昇します。

一方で実体経済はコロナ・ショックと金融パニックで相当に痛んでいますから、景気は相当に悪化している。

不景気の中で物価が上昇する・・・いわゆる「スタグフレーション」の発生です。

オイルショックの時代、欧米の先進国は原油価格の上昇によってスタグフレーションに陥りました。各国は財政拡大でこの危機を乗り切ろうとしますが、財政赤字が膨らむだけで、経済は好転しませんでした。

その反動で生み出されたのが「供給サイドの経済学」です。中央銀行の資金供給によって経済をコントロールするという考え方ですが、結果は10年周のバブルを生み出し続けます。そして、バブルの規模は回を追う毎に大型化して、リーマンショックでは金融市場の破壊の一歩手前まで行きました。

今回の危機は、「リーマン超級」ですから、金融市場は崩壊する可能性が高い。さらには通貨制度も破壊されるかも知れません。


■ システム疲労から成長の限界に達した世界 ■

私は現在の世界は、現在の通貨制度のシステム疲労の状態で成長の限界に達しているのだと妄想しています。

アメリカがドルを大量に発行して世界経済を回す為には、アメリカが世界の消費を支える必要が有りますが、アメリカの消費など直ぐに飽和してしまうので、金融市場がその受け皿になった。

しかし、このシステムはバブルを繰り返して自壊する性質が有るので限界に達した・・・。

今回の危機は、限界に達した現在の通貨システムをリセットする為の危機だと私は妄想しています。多分、次の通貨システムは「電子マネー」を基軸に構築されると思われますが、これにより現在の銀行を中核としたシステムは大きく様変わりするはずです。


■ お金というデータ ■

紙や金属の拘束から解き放たれたお金は「データ」となります。データの最大の特徴は「流通スピードの速さ」と「データ事体の価値」になります。

例えば誰かが事業を始めたり、融資を受けたい時、その人の信用がお金のデータとして蓄積されているので、融資の判断が早い。

従来は銀行が経験から個人や企業の実績から信用を判断していましたが、お金というデータ自体が判断基準になる。お金がデータ化して銀行を介さずに流通するので、余ったお金を持っている人達は、「スコアー化した信用=金利」を目安に直接投資する事も可能です。

これは一種のクラウドファンディングの様なもので、世界を電子のマネーが駆け巡る時代がやって来ます。

アジアの片田舎でビジネスを立ち上げようとした時、その人の成功率がマネーの記憶によって判断され、金利という形で市場に表示される・・・。


一朝一夕で達成される事では有りませんが、この様なドメスティックな変革は「危機」を切っ掛けに達成される事が多い。所謂「ショックドクトリン」という方法です。歴史を振り返ると、世界の経営者は意外に「ショックドクトリン」がお好きの様です。



今回は、あまりに不可解な「コロナ・ショック」を元に世界が変革されようとしているという妄想に耽ってみました。


まだ、自分の中でもモヤモヤしたイメージなのですが、この様な大きな変化が無ければ、先進国の多く、いや、中国まで含めて高齢者に押しつぶされて衰退する世界しか想像できない。


感染のピークアウトを迎えつつある世界・・・人口の30%が感染?

2020-04-11 09:31:00 | 新型コロナウイルス
 



■ 感染のピークアウトで30%の国民が感染? ■

昨日の人力流・感染率の掲載では、「感染のピークアウトで人口の30%が感染している」という前提に疑問を持たれた方も多いかと思います。

上のグラフが私が適当に書いたものですが、感染対策を何も取らなければ、このウイルスは感染者1人が2.5人に感染を拡大し続ける(自然再生産係数R0=2.5)とされているので、グラフの黒線の様に鋭いピークを持つ正規分布を描きます。左右対称となるので、感染ピークの時点で、感染者の人数は集団免疫が獲得されるという人口の60%の半分の、人口の30%になります。

一方、ロックダウンなどの対策を取ると人との接触が制限されるので、一人の人がコンスタントに2.5人は感染させる事が難しくなります。当然、再生産係数もR0よりも下がります。この場合の再生産係数Rは2.>R>1となります。最小値を1としたのは、R=1以下では感染者数が減少するからで、感染拡大が続く限りはR>1となります。

グイラフからも分かる様にロックダウンなどの接触制限を強めると、R<R0となり、感染の進行が穏やかになります。この状態で、緩やかな正規分布を形成するというのが赤線のグラフです。このグラフの最終的な感染者数はやはり国民の60%としています。だから、ピークアウトした時点の感染者数は国民の30%と見なす事が出来ます。

■ 疑似的なピークを作っている場合 ■

ロックアウトなどの極端な封じ込め策を行った場合、Rが一時的に1を下回るので「疑似的なピーク」が現れる事も考えられます。この場合、ピークでの感染者数は人口の30%を大きく下回る可能性が有ります。

しかし、この様に疑似的なピークが形成され、感染が収束したと思われる頃にロックアウトを解除すると、一時的に低下していたRがR0に近づくので、再び感染が拡大し始めます。結果的には国民の60%が感染するまで、感染は続きます。

■ 感染のピークを越えたかに見える各国の新規感染者数 ■



上のグラフは各国の新規感染者数ですが、イタリア、スペイン、フランスはピークアウトしている様に思えます。これから、各国がロックアウトの解除に向けて慎重にタイミングを計る訳ですが、ロックアウトによって疑似的なピークが形成されていた場合、再び感染が拡大する恐れが有ります。

1月23日から封鎖が続いた武漢は4月8日に封鎖が解除されています。この解除のタイミングが正しかったどうかは数週間後に明らかになるでしょう。世界の国々はこの結果を見ながらロックダウンの解除のタイミングを決めるはずです。

■ イギリスの抗体検査にも期待 ■

イギリスは大掛かりな抗体検査を国民に実施しますが。残念な事に検査精度が高く無いと報道されています。IgMとIgGという二種類の抗体の有無から感染状況を調べるらしいのですが・・・その検出精度が高く無いらしい。

IgM陰性・IgG陰性 ー ウイルス未感染
IgM陽性・IgG陰性 ー 感染初期
IgM陽性・IgG陽性 ー 感染中~後期
IgM陰性・IgG陽性 ー 治癒後(免疫状態)

現在、アメリカも迅速抗体検査キットの開発を急いでおり、これが実用に耐えうるものであれば、世界の国々は抗体を獲得した人(感染経験者)から社会生活に復帰させる、部分的なロックアウトの解除をスタート出来ます。

若い方で、仕事をバリバリやりたい方は、早めに感染しておいた方が良いかも知れません。あまり家に閉じこもっていると、いつまで経っても抗体を獲得でき来ません。(仕事をサボりたい人には最高の口実になりますが・・・。)


■ 日本の感染は今から始まるというファンタジー ■

以前、コロナのPCR検査で陽性反応が出た男性が、飲食店(パブ)に入って感染を広げた事件が日本で起こりました。男性を直接接客していない女性従業員が待合室のソファーに座って感染したと報じられています。3月4日の事です。

世間に新型コロナウイルスの感染力の強さを印象付けた事件でしたが、私は椅子にちょっと座った程度で感染するなどとは、とても思えません。むしろ、感染したとされる女性は既に別のルートで感染したと考える方が自然です。

陽性反応者の濃密接触者の検査をしていて、たいして濃密に接触もしていない別の感染ルートの感染者が検査に引っ掛かっただけ。


そもそも、韓国より緩いコロナ対策しかして来なかった日本で、感染が広がらないと考えるのはファンタジー以外の何物でも有りません。




上のグラフは韓国の新規感染者数(PCR検査の陽性者数)ですが、キレイに正規分布の形を描き、2月の末の感染がピークアウトした事が分かります。

日本に比べ大量のPCR検査を実施している韓国ですが、それでも検査人数は国民の1%程度だと言われています。PCR検査すら必用としない、ほとんど症状の出ない感染者が沢山居る事が分かるかと思います。



何も強制的な対策を講じて来なかった日本で、3月末までアウトブレイクが起きていなかったと信じている人は、「日本人はこのウイルスに対して防御魔法が使える」とか「対ウイルス防壁を展開できる」と信じているに等しい。脳味噌が異世界に飛ばされている可能性が高いので注意が必要です。脳味噌をドラゴンに喰われる恐れが有ります!!







東京都で感染爆発は起きているのか・・・データの信憑性自体が低い

2020-04-11 08:59:00 | 新型コロナウイルス
スミマセン、先日の東京都の記事ですが、寝ぼけてエクセルを入力していて、入力と集計を間違えていました。最新のデータを加えて修正しています。いや、だってPCR検査者の対する感染率が2%とか6%とか、全国平均に対してあまりに低すぎるじゃないですか・・・これはヤッチマッタと確認したら、やはり間違えていました。「人力でGO」の信用性なんてこの程度、読売新聞さんディスっちゃってゴメンナサイ!!

でも間違えたら訂正しなくちゃダメだよ。新型インフルエンザの時には、皆さん恐怖を煽りまくって今回と同様に高い致死率を報道した後に、本当の致死率を報道していませんでしたよね。



■ 東京のデータを検証してみた ■


スミマセン、上の表は間違いです。寝起きでエクセルを操作していて、PCR検査者数を全国のままにしていました。さらに日毎の感染者数も入力間違えていました。


これが正しい集計、4月9日までのデータが発表されているので追加しています。3月15日の週を外したのは、何故かPCR検査者数よりも、感染者の数が多いので割り算が発散してしまう為。

上のフラフは東京都の1週間毎のPCR検査数と新規感染者発生数です。県別ではPCR陽性者数は公表されていないので、今回は感染者で検証しています。

3月15日の週以前はPCR検査数が0と(マジか!?)、統計として意味を成さないので3月15日以降で「感染数/PCR検査数」のグラフを作成してみました。月-日の一週間平均です。

実際にはPCR検査の翌日に感染者数が増加する傾向があるので、本当はPCR検査と感染者数の合計位置を1~2日ずらす方が精度は高まるかとも思いますが・・・。



スミマセン、上のグラフは間違いです。寝起きでエクセルを操作していて、PCR検査者数を全国のままにしていました。さらに日毎の感染者数も入力間違えていました。


これが正しい集計、4月9日までのデータが発表されているので追加しています。3月15日の週を外したのは、何故かPCR検査者数よりも、感染者の数が多いので割り算が発散してしまう為。

このデータだけ見ると感染者は順調に増えている様に見えます。ただ、37度以上の発熱が4日以上続く人を検査して、その後、濃厚接触者を検査するという手順を踏んでいると思われますが、PCR検査数に対する感染者の割合は2%から4週間で6%に増えています。

確かに感染者数は着実に増えていまが、感染者の数をPCRの件数で割る(PCR検査者の中での感染率)は、都が警戒を露わにした3月最終週で跳ね上がっていますが、その後は横ばいというか直近では低下傾向が見られます。

このデータから言える事は次の通り

1) 東京都の言う通り3月29日までの1週間で陽性率が高まっている
2) 4月に入ってから検査数を2~3倍に増やしている
3) 4月に入ってからは3月最終週よりも陽性率が下がっている

東京都は3月12日以前のデータを公開していませんが、12日以降も検査件数は0の日が続いていした。不思議な事に検査はしていないのに、感染者はチラホラ確認されています。もしかすると他の都府県で検査されているのかも知れません・・。

検査をしなければ感染者も見つからない訳で、3月16日に602件、18日に219件、19日に105件とまとまった数の検査をしていますが、その週の感染者は60人に留まっています。

これは感染末期の状態を捉えたデータだと思いますが、東京都の対策担当者も多分同様に感染がほぼ終息したと考えたハズです。(公には感染者はほとんど居ない事になっていますが)

しかし、3月の最終週に入って陽性率がポンと跳ね上がったから大あわてしたのでしょう。感染の第二波が始まったと考えたに違いありません。(公には第一波が始まった事にしていますが)

(4/11追記)


■ 感染は本来指数関数的に増えるはずでは? ■

一般の方は「やっぱり東京の感染者は増えているワ!!」って怯えるのでしょうが、私はこのデータは違和感しか在りません。感染者の増え方が少なすぎます。

東京都は、「感染初期の増加を、対策によって抑え込む事にある程度成功している」と説明するのでしょうが・・・・感染率2.5のウイルスの感染拡大としては、あまりにも拡大ペースが遅すぎます。

■ 統計的な検証が出来ない ■

そもそも、3月初旬の「検査数0」って何よ・・・・。東京にウイスが持ち込まれていない訳が無く、各国とも水際対策は完全に失敗している状況で、東京で感染が広がっていないというのは、あまりにも違和感あり過ぎでしょう。

アメリカが言う様に「日本の統計は信用できない」のです。特にオリンピック延期前のデータは統計的価値は皆無というか・・・・そもそも検査していないからね・・・・。




知事   オリンピックも延期になっちゃたし、これから風当たりが強くなるわね・・・。

職員   海外でもオリンピックの為にPCR検査をやらずに感染者を隠していると言われています

知事   仕方ないわね、PCR検査の件数を増やしましょう・・・


1週間後


職員   知事・・・やはり見つかりましたね

知事   こうなったら、徹底的にコロナ対策をやってNY市長みたいに支持率を稼ぐわよ。

職員   これから大変になりますね。



1週間後


職員  PCR検査を増やしているのですが、感染者がなかな見つかりません・・・

知事  それじゃあ困るのよ、もっと盛大に感染が拡大している様に見えなくちゃ!!

職員  感染らしいという噂を聞いて検査をしているのですが・・・スカが多くて・・・

知事  感染者は何処にいっちゃったの?

職員  ・・・・流行のピークをとっくに過ぎてしまったのでは・・・・




おおおーーーと、いけない。真面目な検証をやろうと書き始めたのに、妄想が暴走を始めた。この辺にしときます。






新型コロナウイルスの推定致死率・・・0.03%程度でインフルエンザの1/10?

2020-04-10 09:42:00 | 新型コロナウイルス



数字を見ると計算するクセが或るので、ゆうこさんに頂いた各国の死亡者数から「人力流致死率」を計算してみました。


計算条件(推定)

推定感染者数・・・・このウイルスの集団免疫獲得の為の感染者数は国民の60%
          現在、各国の感染がピークだとすると、推定感染者数は人口の30%

死亡者数 ・・・・・現在が感染ピークだとすると、現在の死亡者数は最終的な死亡者の半数



推定致死率 = 現在の死亡者 / 現在の推定感染者数(人工の30%)



推定致死率

アメリカ・・・・・0.0151 %
スペイン・・・・・0.1082 %
イタリア・・・・・0.0977 %
ドイツ ・・・・・0.0094 %
フランス・・・・・0.0541 %
イラン ・・・・・0.0169 %
イギリス・・・・・0.0355 %
トルコ ・・・・・0.0033 %
ベルギー・・・・・0.0734 %
スイス ・・・・・0.0364 %
オランダ・・・・・0.0462 %

平均  ・・・・・0.0308 %


韓国  ・・・・・0.0013 %

日本  ・・・・・0.0003 %


全体平均・・・・・0.0256 %


インフルエンザの致死率    ・・・  0.1  % 未満

新型コロナウイスの推定致死率 ・・・  0.0308 %




0.0308%というのは、比較的被害の多い地域の平均値ですから、アジアやアフリカや南米など人口が多く、被害が少ない地域が加わると0.01%以下になると私は想像しています。


抗体もワクチンも無い新型ウイルスで、0.0308%の致死率って、抗体を持った来年以降はただの風邪以下の最弱ウイルスじゃねぇーか!!



確か、WHOがパンデミック宣言を出して大騒ぎした結果、ほとんど誰も死ななかった新型インフルエンザ(H1N1型)の致死率が0.054%だったから、あれ以下の可能性が高い。あの時は「こんな弱小ウイルスで大騒ぎするんじゃねぇー」って、WHOは欧州委員会に怒られてましたね。そして、新型インフルエンザはパンデミックの定義から外されました。

今回も同じ結末でしょうが、経済被害が比較になりません。


誰が責任取るんでしょうかねぇーーー。



新聞記事、アホ過ぎだから晒す!!



<span style="color:blue">4月5日 読売新聞より


読売新聞の記事、恥ずかしいので晒しておきます。社会部の記事だと思いますが、記事を出す前に科学部に原稿をチェックしてもらいましょうね。(他紙も似たり寄ったりだからね)



以上!!