ロンドン在住の娘が、急な出張で来日。 我家から仕事に行く事にしたので一週間ほど滞在予定。先週末来たかったようですが、フライトが取れず、昨日到着しました。 どうやらラグビーワールドカップ観戦・応援の人の来日が多かったようですね。
急だったのでおねだりが思いつかず大変残念だった(どんな親じゃ?)んですが、お土産は持って来てくれました♪
じぇれまいあが大好きなミルクチョコリング。
チョコレートビスケット。
上のビスケットの袋には Generously coated、下の袋には more chocolate than biscuit と書かれています。
看板に偽りなし! チョコレートがた~っぷりかかっています。
見ただけでワクワクしちゃうビスケットたち♪
ところで、イギリスにはVAT(Value-added tax)という付加価値税があります。 日本の消費税にあたります。
日本では軽減税率が使われますが、イギリスでは基本、人間が食べるものや、書籍、子供の衣料用品は税率0です。 日常必要と考えられる品目はほぼ税がかからないようです。
税率 | 適用品目 |
---|---|
非課税 | 土地・建物の譲渡・賃貸、保険、郵便、賭け事、 金融、教育、医療・福祉、埋葬・火葬、 公的団体による美術館・動物園等の入場料など |
ゼロ税率 | 食料品(人間の食料、動物の飼料は原則としてゼロ税率。 ただし適用除外品目が多数) 上下水道、出版物(書籍・新聞・雑誌)、運賃、 処方に基づく医薬品、医療用品、 子ども用の衣料・靴、女性用衛生用品など |
軽減税率 (5%) |
家庭用燃料・電力の供給、 高齢者・低所得者を対象とした暖房設備・防犯用品等、 チャイルドシート、避妊用品など |
標準税率(20%) | 上記以外の多くの商品、サービスに適用されます。 レストランでの飲食、ケータリング、宅配、温かい食べ物のテイクアウトを含みます。 また、冷凍菓子類、菓子類(ビスケットを除く)、スナック菓子類、 酒、飲料(フルーツジュースとペットボトルの水を含む)などにも適用されます。 |
出典:https://www.keigenzeiritsu.info/article/18596
このVAT、プレーンビスケット(イギリスではクッキーをビスケットと呼ぶ)とケーキには掛かりません。(紅茶飲みのイギリス人にとってビスケットもケーキも「生活必需品」 ということなのでしょう。)
が、しかし、チョコレートがけビスケットはVATの対象になるのだそうです。(税率20%!)
イギリスには Jaffa cakesというお菓子があります。
「ケーキ」とついていますが、ビスケット(クッキー)の形状です。
このため、Jaffa cakesをビスケットとしてVATを徴収しようとした政府と、「い~んや、これはケーキですから!」と言い張ったマクビティ側が法廷で争ったそうな。
ビスケットは古くなると湿気るけど、ケーキは硬くなる、などの理由を挙げたマクビティ側が勝利しました。
ここで疑問。チョコがかかったビスケットは贅沢品だけど、チョコレートがかかったケーキは必需品て。。。分かりません!
クリスマスに作るジンジャーブレッドマンですが、チョコで目を描きますよね? 目は二つあります。この目二つだけをチョコで描いてあるジンジャーブレッドは非課税ですが、チョコでボタンやらベルトやらを描き加えると課税の対象になるんですって。 分かりませんわ~~~。