ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

12月のおすすめ~年越しパスタ

2016年12月14日 | パスタの話

炊きたてのご飯をお椀に盛る。
お椀のご飯の中央に箸で窪みをつくり新鮮なタマゴを落とす。
箸で素早くタマゴを溶きしょう油を垂らす。
しょう油はご飯の量を考慮にいれてやや多めに垂らすがご飯には直接しょう油がかからないように注意する。
箸を数回入れてご飯とタマゴを合体させ、そこから一気に食べる。
呼吸は鼻から行い、休まずに食べる。
炊きたてのご飯のデンプンの美味しさと新鮮なタマゴの美味しさと包みこまれたそれぞれの香りが渾然一体となる。
お椀に残った金色に色づいた米粒も残さずに食べる。
これが正しいタマゴかけご飯の食べ方である。
もちろんクアトロの父の思うところで他人に強要するものではない。

これはクアトロの生パスタに於いても同様である。
黄金色のセモリナ粉とたっぷりのタマゴで練り込んだ生パスタは、何度も何度も伸ばしては畳んで練り上げている。
そのパスタにはきめ細かい空洞を持っている。
生パスタが茹で上げられ、その細かい空洞にはソースの旨みが絡まる。
茹で上げならではのデンプンの美味しさは、炊きたてのご飯と同様だ。
デンプンの旨み、ソースの旨み、包みこまれた香り、それらが渾然一体となった美味しさを一気に食べる。
それが、生パスタの美味しい食べ方である。
タマゴかけご飯の美味しさを理解できるあなたにおすすめである。
年末にかけて、生パスタ増産中の麺職人クアトロの父は、タマゴかけご飯で頑張ろうと思う。








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