ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

地球滅亡の日

2007年11月25日 | 個人的な話

Photo 明日地球が滅亡するとしたら、クアトロの父はパッパルデッレを食べたい。
このところ「ポモドーロ・エ・パッパルデッレ」の注文が増えた。超幅広生パスタを使ったメニューでクアトロの父の思い入れの強いメニューでもある。手打ちパスタはクアトロの父の担当だが、このところパッパルデッレの製造が追いつかないことが多い。製造日偽装工作の必要もない回転のよい商品だ。
昨夜もシェフと店の片付けをしながら、
「生めん食べたいよね」
「仕込みが間に合わないから食べたくても食べられないよな」
「特にパッパルデッレは8枚しかないし味見する訳にもいかないから、余計に食べたくなるよね」
「父は、地球滅亡の前日にはパッパルデッレを食べたいな」
地球滅亡の日が待ち遠しいクアトロの父である。

Photo_2 カラスミ日記21日目
とうとう味見我慢出来ずに味見を始めた。
まだまだしっとりとして半乾きな状態。香りはかなりきつくなっている。ウォッシュチーズの臭いだ。
味はかなり良い。
地球滅亡の日までには仕上げたい。

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華麗なる賭け

2007年11月24日 | 個人的な話

Photo 先日、クアトロのママと食事をしていると、何やら奥歯にもののはさまった言い方をしている。美味しくないのか、量が少ないと不平を言ってるのかと思っていると、カニの殻がベロに刺さったようで、ベロに大きな血豆を作っていた。その後、食べ物が食べずらいらしく元気がなく今日も早退している。
クアトロの父はひとりで遅い昼食である。ひとりなので、近所のスーパーでお弁当を買って食べることにした。この時間になるとお鮨が2割引だ。今日の優雅な昼食は本マグロとわざわざシールが貼ってある「にぎりの上」に賭けてみることにした。周りを見渡し、クアトロのお客様がいないのを確認してレジへ向かった。
さて、この「にぎりの上」をどうやって食べるか。美味しいものから食べていくのが好ましいという説がある。これも美味しい、次のこれも美味しいという美味しいの連続になるという。嫌いな物から食べると美味しくないの連続になるという。
クアトロの父は、兄弟がいなかったから競争がないので、好きなものは最後に食べる。兄弟が多いと、好きなものを早く食べないと無くなってしまうと云います。きっと美味しいの連続説を唱える人は兄弟が多かったのでしょう。
今日クアトロの父は、本マグロを最後にして食べてみました。しかし、二割引の本マグロは筋っぽかったです。最後に取っておいて損した気がしました。
本日、クアトロのおすすめは天津小湊産メジマグロです。本マグロのこどもだが、こちらは最後のお楽しみでも、美味しいの連続への足がかりにもなる二割増しに美味しいマグロなのです。

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友達の友達はミシュラン

2007年11月23日 | 食材の話

Photo あなたは秘密を守れるだろうか。自信の無い人はこの先へ進まない方が良い。
今日クアトロにある品物が届いた。白いバケツに入っている。クアトロが待ち望んでいたものである。ボージョレ・ヌーヴォーやモンドールよりも気になっていたものだ。その品物とは、
(秘密を守る自信の無い人は、ここまでにしよう)
バケツの中には緑色の小さい粒が入っている。そう、グリーンオリーブだ。毎年、フランスのラングドックの農家が作っているものが届く。今年は到着がとても遅かった。気候の影響かどうかは解らない。
さて、そのオリーブを一粒口に入れる。するとあなたもその美味しさは秘密にしなくてはいけないと感じるはずだ。
「毎年フランスのラングドックから届く美味しいグリーンオリーブがあるのよ」
「このオリーブで季節を感じるのよ」
などと、友達に話をすると、友達の友達はミシュランかもしれないのです。星でも付けられようものなら、この美味しいオリーブは手の届かないところへ行ってしまうかもしれないのです。
決して有名にしてはいけないような美味しさなのです。静かにクアトロで味わいましょう。秘密を守れるあなたには、若干ですがおみやげにお分けすることも出来ます。

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世にも不幸な物語

2007年11月22日 | 魚の話

Photo 今朝は寒くて布団から出るのがつらかった。どうも寒さには弱い。脂肪の付き方の良いクアトロのママでさえ、寒い寒いと云っている。
今日、クアトロのシェフは「メジカ」というブランド鮭を仕入れてきた。小顔のかわいらしい顔の鮭には不幸な物語が隠されていた。
寒い東北で生まれ、さらに寒い北の海・ベーリング海で青春を過ごす。それはそれはつらい修行時代だった。やっと産卵のために、故郷の日本海へ帰ろうとしているとオホーツク海で捕まってしまった。故郷へ帰るための蓄えは充分にあった。特に脂の乗りには自信がある。オホーツク海の鮭の中でも何千匹に一匹というエリートに上り詰めるまでにどれだけの寒い朝を迎えたことか。
どういう運命のいたずらか、クアトロにたどり着いた「メジカ」の不幸な物語に涙が、と思ったら、あまりにも美味しそうなのでよだれが出そうだった。「メジカ」さん、ごめんね。

※本日の魚と魚料理
北海道産メジカ、松輪産金目鯛、青森産ソイ、福島産本カワハギ、三重産石鯛、松輪産舌平目のムニエル/ウニソース、松輪産サザエのエスカルゴ風

Photo_2 カラスミ日記18日目
白い物体は塩の結晶だった。一安心。

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ボージョレ・ヌーヴォー2004到着

2007年11月21日 | ワインの話

Photo 土浦の酒屋さんでボージョレ・ヌーヴォーの2004年を見つけた。出来の良い年だったのだろうか。クアトロの父には2004年の出来不出来の記憶はすでにない。古いヌーヴォーを飲むのも楽しいと思い購入することにした。
レジに持っていくと「何でこんなワイン買うの」
『ガーン』フリーズするクアトロの父。
『何で売っているんだ』
「いや、あのその勉強のためにと思って」
「ワインにも旬があるんだ、いつまでもボージョレ・ヌーヴォーをやってちゃだめだよ」
「はい、解りました」次の予定があるクアトロの父は急いでいる。
「もうクリスマスが近いからスパークリング・ワインに目を向けないと」
「そもそも、ボージョレ・ヌーヴォーとはね」以後延々と続く。
中々、レジを打ってもらえない。
しかし確かに為になる話を伺った。
暫くして「まあ、これでも飲んで勉強してください」と云ってレジを打ってくれた。
『だから勉強のために買うって云ったのに』

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