湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲

2018年11月20日 | ラヴェル
A.チャイコフスキー(P)シーガル指揮バーミンガム交響楽団(SLS)1976/12/30live

バックオケが弱い。木管だけは皆うまいが基本的に即応性がなく統制がいまいち。しかもモノラル!ソリストは同曲を録音したり演奏したソヴィエトのピアニストたちと割と同傾向で、重く前時代的な部分を払しょくしきれずラヴェルとしてはいささか軽やかさ(難しいパセージをそう思わせないようにさらっと響きを整えて披露する)に欠け、とはいえ普通に上手いソリストだけれど、ミスもないとも言えないし(悪録音のせいで聞こえない可能性あり)、それもオケがテンポにのらないせいとも・・・悪くはないがこれが70年代の演奏となると疑問は持ってしまう。あと、やっぱりニュアンスに欠けるというか、音色が無機質。これが同日のラフマニノフとなると途端に水を得た魚になるので笑ってしまう。。

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