湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ラヴェル:バレエ音楽「マ・メール・ロワ」

2019年03月06日 | ラヴェル
ブーレーズ指揮BPO(DG)CD

8曲からなるバレエ編集版。聴き慣れない曲が混ざるが出だしは組曲よりこのほうがしずかでいい。あとはメリハリなく冗長だが。オケがベルリンフィルなので、この曲の誇る明るい色彩感や透明感はフランスオケなどと比べいかんともしがたいところがある。ねっとり重い。仄かな感傷や幻想味はスコアからの即物的なもの以上のものは感じない。ぜんぜんオリエンタルな雰囲気も漂わない。ただブーレーズもかなりこなれておりリズム感や音響バランスはこのオケ相手でも美しく感じるところがある。妖精の園はブーレーズがやってもやっぱりロマンティックになっている。
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