○パリジー四重奏団(naive)CD
演奏的には速いテンポでさっさと軽めに進んでしまう感がある。ひそやかで地味。だからちょっと印象には残りづらいがうまいことはたしかだ。この作品はミヨーの室内楽の傑作のひとつとは思うが、1番とくらべ格段にシンプルで、全体設計こそ循環形式の5楽章制だから特殊とはいえベートーヴェンぽい和音の重奏をアクセントに使った表現にせよ古風なカルテットの形式を意識したようなところもある作品。姿を微妙に変えつつ統一された旋律の魅力は全カルテット中瑞逸。
※2012-11-08 10:00:18の記事です
演奏的には速いテンポでさっさと軽めに進んでしまう感がある。ひそやかで地味。だからちょっと印象には残りづらいがうまいことはたしかだ。この作品はミヨーの室内楽の傑作のひとつとは思うが、1番とくらべ格段にシンプルで、全体設計こそ循環形式の5楽章制だから特殊とはいえベートーヴェンぽい和音の重奏をアクセントに使った表現にせよ古風なカルテットの形式を意識したようなところもある作品。姿を微妙に変えつつ統一された旋律の魅力は全カルテット中瑞逸。
※2012-11-08 10:00:18の記事です