○ゴロワノフ指揮ソヴィエト国立放送交響楽団(MELODIYA/LYS他)1948・CD
まるでチャイコにきこえない。意外かもしれないが、「演歌じゃない」のだ。ワグナーを思いっきり力んでやったような、ザッツなんて揃えなくてもぼやっとまとまってればあとは力づくで押し通せ、ということを言ったか言わないかとにかく弦はばらけているのだがそれでも、一本の強い筋の通った紛れも無く西欧的なチャイコなのである。うねりかたはロシアのデロデロ崩し指揮者というより寧ろメンゲルベルクのような恣意的解釈を定着させた名人芸といったふうで、ブラスをはじめ力強くもしっかりみんな理解して演っているのがわかる。終楽章の、さあ盆踊ってくれというような民謡旋律でさえ、テンペストなかんじの管弦楽曲に聞こえる(意味わからん)。録音もゴロワノフにしてはクリアで聴きやすい。なかなか浸ってしまって後で評する言葉を考えあぐねてしまうたぐいの、チャイ1では私、かなり好きな演奏です。まとまりがいい。○。
まるでチャイコにきこえない。意外かもしれないが、「演歌じゃない」のだ。ワグナーを思いっきり力んでやったような、ザッツなんて揃えなくてもぼやっとまとまってればあとは力づくで押し通せ、ということを言ったか言わないかとにかく弦はばらけているのだがそれでも、一本の強い筋の通った紛れも無く西欧的なチャイコなのである。うねりかたはロシアのデロデロ崩し指揮者というより寧ろメンゲルベルクのような恣意的解釈を定着させた名人芸といったふうで、ブラスをはじめ力強くもしっかりみんな理解して演っているのがわかる。終楽章の、さあ盆踊ってくれというような民謡旋律でさえ、テンペストなかんじの管弦楽曲に聞こえる(意味わからん)。録音もゴロワノフにしてはクリアで聴きやすい。なかなか浸ってしまって後で評する言葉を考えあぐねてしまうたぐいの、チャイ1では私、かなり好きな演奏です。まとまりがいい。○。
これはドドドドドドドド演歌に弾かなくて何がチャイコだよってんだい。
そんな奴はモーツァルトでも振ってろ。
と俺は言いたい。
チェロの動きが艶かしい。
フルベン後のクリュイタンスとかカラヤン、ベームが振っていた頃のベルリンは特に低弦が良かったなぁ。
カラヤンが独裁となってからはだんだんと低弦も癖がなくなってきたのが残念だった。