湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ボロディン:弦楽四重奏曲第2番

2006年06月23日 | ボロディン
○コミタス弦楽四重奏団(COLUMBIA)LP

まっとう。余りにまともすぎて特徴がない。インテンポ気味で集中力のある完成度の高い演奏だが、あっさり過ぎて現代的というか、モノラル期の録音に求めたい「外れた」ものがない。音的にはショスタコーヴィチ四重奏団にとても似ているが幅がない。チェロあたりにはもっと甘い音も求めたい。夜想曲のソロは余りにそつない。全般力みが目立ち表現が若く起伏がない。憂いがない。未だロマン派の域にいるボロディンの感傷性をもっと表現してほしいところだ。四楽章は比較的聞けたので甘めにして○。雄渾で厳しい演奏でもあり好きなかたもいるとは思うが。ショス1とのカップリング。

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