○マルケヴィッチ指揮日本フィル(PLATZ)1968/2/29東京文化会館LIVE・CD
下品な音が崩壊寸前の爛熟ぶりを示しているようで、一つの見識ともとれる。重ったるく弦などはっきり言って余り巧くはないが、終盤のブラスとパーカスの無茶な破裂具合と終止形の大ルバートにはブラヴォが乱れとぶ。前半ぱっとしないがマルケらしいはじけっぷりでドイツ的なオケを無理して鼓舞し仕舞いには明瞭なワルツのリズム感を獲得させるさまが面白い。○。
下品な音が崩壊寸前の爛熟ぶりを示しているようで、一つの見識ともとれる。重ったるく弦などはっきり言って余り巧くはないが、終盤のブラスとパーカスの無茶な破裂具合と終止形の大ルバートにはブラヴォが乱れとぶ。前半ぱっとしないがマルケらしいはじけっぷりでドイツ的なオケを無理して鼓舞し仕舞いには明瞭なワルツのリズム感を獲得させるさまが面白い。○。