湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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☆オネゲル:夏の牧歌

2017年01月31日 | フランス
○マルティノン指揮ORTF(EMI,TOWER RECORDS)1971・CD

マルティノンは磨き上げたオネゲルを提示する。フランスオケ特有のソリスト級個人技や特徴的な音色に依存した柔らかい表現より、きちんと律せられ硬質とすら感じられる音を正確に緻密に組み合わせ、じつにオネゲル的な立体構造物を作り上げる。夏の牧歌が他の交響的運動作品と地続きの曲であると気づかされるのである。作曲家指揮者ならではというところだが、この曲には別の情緒的な、ふわふわした、緩い雰囲気が欲しい気も否めない。美しく曲の美質を正しく忠実に取り出した演奏ではあるが、簡単に全肯定もできないかな。なんか、古い演奏録音とくらべ時代もあるのだろうが、オケが窮屈で、ニュートラルだ。

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3 Comments

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田園 (サンセバスチャン)
2009-10-22 10:31:10
ミュンシュのDM盤をききなおしました
ニガモンの歌は、身の毛もよだつ戦いと葬送を表現していました
カナダの酋長の話だと初めて知りました
夏の牧歌は動的で美しい演奏だと思いました
いままでちゃんと聞いていなかったのですが気に入りました
マルティノンも聴いてみます
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ミュンシュ盤ありましたっけ!? (管理人)
2009-10-22 11:01:49
DMですか?聴いたおぼえがないです。。探してみます。ニガモンは覚えがあるなあ。
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ありました(^_^;) (管理人)
2009-10-22 11:07:40
まとめブログ検索したら、10年以上前の古いエントリにありました(^_^;)今また聴いたら印象違いそうです。
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