湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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フランク:弦楽四重奏曲

2006年12月21日 | フランス
○パスカル四重奏団(ConcertHallSociety)LP

パスカル団は二つあるのでややこしいのだがこれはヴィオリストがパスカルさんね。非常に整えられたきちんとした演奏で、ロマン性がそれほど急峻に煽られないのは長ったらしく大味な曲のせいだけではあるまい。とにかく曲が「ヴァイオリンソナタを水で三倍に薄めて交響曲で特徴的に使われる移調がごくたまに差し挟まれる」ようなものなので、しっかりとした書法ならではの演奏のしやすさ、演奏する楽しさはあるとは思うが(録音も多い)、私はとにかく眠くて無難な曲を小1時間聴きたいときくらいしか聴きたくはならない。しかし、この演奏では眠らなかったですよ。パスカル弦楽四重奏団のアンサンブル力の確かさを確認できます。○。

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