湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番

2018年12月31日 | プロコフィエフ
チェルカスキー(P)クリップス指揮NYP(forgottenrecords)1961/11/25live

プロコフィエフの野心が剥き出しになってなお根底のロマンチシズムが浮き上がってくる内容豊富な作品で、フランス的な洗練というかストラヴィンスキー的な洗練というか、メロディや構成が依然よくわからないような独創性を1番と比較にならないほど盛り込み、しかしチェルカスキーの粒だった軽やかなスタイルとそれに見合った軽々としたクリップスの棒が、だるさや重さを感じさせずに最後まで聴かせている。聴きやすいモノラル録音であるのもいい。チェルカスキーはびっくりするほど簡単に弾いているように聴こえる。
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