つれづれなるままに 611 下北半島  Ⅱ

2008-09-20 14:39:48 | 旅行

夕暮れむつ市のホテルに到着、ここは下北観光都市、夕食後、釜臥山展望台から望む夜景見学、大畑、川内、脇野沢が合併「新むつ市」蝶の羽のような光を放っていました。

 

次の日は、脇野沢の愛宕山公園、小高い丘から、むつ湾を眺め、牛の首岬に浮かぶ鯛島、阪上田村麻呂と町娘の悲恋の恋伝説も残っています。

 

 

 ここはニホンザルの北限でもあり、特別天然記念物ニホンカモシカも多く住んでいます、観光バスの前に、ニホンザルが姿を見せてくれました。

 

 

               川内川渓谷遊歩道を渡って大滝へ

 

    

 

 

                この滝の細さ、小さいのに皆、爆笑・・・

 

 

佐井村にて昼食 津軽海峡に面して居るために、ここからは本州と北海道を結ぶ海峡線、海の部分が見え、昨晩はあの海の下を潜って来たのだと感無量、右と左の島見えるかな・・・。

 

 

 

 

高速観光船に乗り、「仏ヶ浦」へ、大自然が作った奇跡の景観、平坦地はなく、殆んどが山地、天が与えた景勝地仏ヶ浦、紺碧の海、白緑色の奇跡が屹然と連なり仏様のよう、これを見て

     大町桂月

  神のわざ 鬼の手づくり 仏字陀(仏ヶ浦) 人の世ならぬ 処なりけり

    と詠っています。

 

 

 佐井港を出た船は津軽半島を右に見て海岸線を南下して行くと、およそ2㌔に渡って奇岩が続いています。

見渡すかぎりの白緑色の疑灰岩が長年の風雨と荒波に削り取られながらも、なお凄まじくも屹然として立ちつくして、仏像仏具を思わせます。極楽浜で降りての見学、懐かしいトルコのカッパドキアを思い出しました。五百羅漢、にがこ岩、岩龍岩、屏風岩、一つ仏と殆んどが仏の名がついています。

 

 

最後の日は、信仰と祈り、死者の魂が集まる霊場恐山へ

人は死ねばお山(恐山)さ行く 下北の人々はそう言い、この山に深い祈りを捧げてきました。三大霊場 比叡山、高野山、そして恐山「この世に」いながら「あの世」に近づける場所です。

三途の川にかかる、赤い太鼓橋を渡ります。罪人はここが針の山に見え渡ることができないと言われています。無事渡ると今度は荒涼とした岩場と立ち込める硫黄臭が参拝者を待ちうけ、地獄や賽の河原、最後のたどり着いたのは宇曾利山湖の白い砂浜は極楽浄土、参拝者は死者の冥福を祈って静かに手を合わせます。

 

 

            

 

 

 本州最北端大間町へ

大間崎と北海道函館市汐首岬までは17.5㌔、目の前には渡島連峰が、恵山も函館山も目の前。

ここはマグロ一本釣りで有名ところですが、今は地元でも、めったに口に入らないそうです。

 

 

 

 

遠くに恵山が

 

 

真ん中に函館山です

大間から東日本フェリーにて40分、買い物は函館に行くそうです。

 

 

野辺地より日本最古の灯台「常夜燈」を見学、

 

今回も2泊3日の旅、余り知られていない青森、その中の下北半島でしたが、霊場のみならず、温泉も多く点在、また六ヶ所村の原子力発電、他に同じような原子炉が2ヶ所も誘致され、街ごと移転せざるをえない状況、しかしそれにより街は潤いますが、人々が安心して住める自然はだんだん少なくなってきているようです。

今回は行く前から、帯状疱疹にかかっていることが分らず出発してしまいました。旅行先で気がつき鎮痛剤を飲みながらの4姉妹の旅でしたが、帰って病院、事なきを得ました。過労、加齢が原因でしょう。アフリカ行きも、もうすぐ、体調を整えてと思っています。