年度末までやらなければならない研修会、準備が始まりました。
昨年の研修会の「ひきこもり」、生活が困窮し、社会で孤立する80代の親と50代の子世帯が象徴的となっている「8050問題」のテーマの総まとめまではいきませんが、今度はより掘り下げて行うことになりました。
一概に「ひきこもり」と言ってもガイドラインによると原則として6か月以上にわたって概ね家庭に留まり続けている状態を指すと言われています。自分の部屋閉じこもっいる方だけでなく、1人ならコンビニや映画鑑賞などには行けるような方でも、家族以外の他人との交流がなければ、ひきこもりと判断されるようです。
ひきこもりのきっかけとして大きいのは「不登校」、学生時代に不登校となり、そのまま卒業や退学になってひきこもりになってしまうパターンが多いことが知られています。
ひきこもりと言えば以前は20~30代が中心で、国や自治体の支援も39歳までしか対象となっていませんでした。しかし、最近では「8050問題」といわれるように、親が80代、子が50代というひきこもりの家庭が増えてきました。
ひきこもっている家族がいることを対外的に公表していない家庭もあるため、統計データーも正確な人数を把握することは難しい現状ですが100万人を超えるのではないかと考える専門家も少なくありません。
このひきこもりの現象は日本だけで起きている現象でアメリカ、ヨーロッパなどでは、ほとんど見られないそうです。
これは「日本の社会構造」に原因があるのでしょうか。
一般住民を対象とした研修会、19町内会を4ブロック分けての研修会・・難しい研修テーマになりそうです。