訪問販売全てが悪いわけでもありませんが、しかしお店にいって目的のものを買うのとは違い、向こうから一方的に品物を持ってくる、悪く言えば訪問販売は自分が欲しくない品物が大半です。自然とお断り、しかし相手はプロそう簡単には引き下がりません。特に高齢者はつい、一回ぐらいは良いかと、それが落とし穴、1回買ったら、次々と品物を買わされることになります。
相談のお電話を頂きました。
次々といろいろな訪問販売人が家に来る、耳も不自由な高齢者、販売人が家の中まで入ってきて恐ろしいとの事、早速家に出向きました。泣きながら話をしだしました。一昨年から始まったようで、全ての領収書は取ってありましたので見せていただきました。余りにも多い金額、話から手口が込み入って、私では手に負えないと、土曜日の事もあり、警察に電話、事の次第を話して来ていただきました。
最後の領収書は4月1日、一晩寝てどうもおかしい気がつき、書類の中にあるクーリングオフ、(必要がなかったと思ったら、8日間をメドに無条件で解約できます)をすぐ書き発送、そのままにしておけば、頭金も帰ってきました。しかし送ったことを電話、早速当事者が来て、あれこれと話しながら、残りのお金も支払わされてしまいました。
その時は、名乗りもせず、ポイントが在るので、それを見せてくれといって居間の中に入ってきたそうです。彼女はポイントが何か分からないまま、すると貯金通帳も見せてくれと、それでもまだ、通帳の中に、ポイントの分を振り込むのかなと思ったと思い、見せたとの事でした。
高齢者一人暮らし、私達とは話す機会はいつでもありました。もう少し早く、誰にでもいいから話をしていてくれればと。
しかし騙されていると分かっていても相談するには恥ずかしい。子供に話をしたら叱られた。もう子供には言えない、品物も子供に見つからないように隠している。もちろん病院に入院しているご主人には相談出来ない。悪循環、今回は訪門販売人が家の中までと、初めて恐ろしさを味わったようで、助けを求めてきました。
警察の方とも話しましたが、クリーンオフと言う救済処置はある物の、今回は一切訪問販売人には落度がなく、今後このようなことに巻き込まれないために、いらないものは「入りません」とはっきり断ることが大切、、下手に手付金など最初からお金をださぬこと。
その前に決してドアは開けぬこと。ドアを開ければ業者も「頑張れば買ってくれる」と期待「買うまで粘る」それに負けて買ってしまいます。
気休めでしょうが「訪問販売・セールスお断り」の札を作り持参、インターホンはテレビカメラ付きと早速工事取り付ける予定です。
広報さっぽろ4月号
高齢者の方悪徳商法による被害防止に600万の予算が付いたとの事、その予算で地域に消費者生活見守り協力員を複数配置され、日常的に高齢者を悪徳業者から守ると言うことだそうです。悪徳商法は手口が巧妙になってきています、一人でくよくよ悩むことなく、早めに相談して欲しい、被害者も倍増とのことですから。
少しでも「妖しい」と感じたら、決してその場で契約せず、消費者センター(728-2121)に相談を、もちろん最寄の警察すぐ110番してくださいとのことです。
気持ちがめいる時は、歌を聴いてください。リンクするとお好きな歌が聴くことが出来ます。
http://classic-midi.com/midi_player/mbox/mbox_Beethoven_symp_9_gassyou.htm