つれづれなるままに    2609  チェンバロの響き

2018-07-01 19:39:46 | 雑記

 バロック音楽を聴きに行きました。フルート、ヴァイオリン、チエロ、そしてチェンバロのアンサンブル、バロックコンサート、プログラムの曲目は初めて聴くものばかりでしたが、会場は札幌資料館、大正15年に札幌控訴院として建てられた歴史的建造物で、平成9年5月には国の登録有形文化財にも選ばれている由緒ある建物でのコンサート、蒸し暑さの中、窓を開け放たれ、心地よい風と共に、バッハ、ヘンデル・・・心休まる時間を過ごしてきました。

特にチェンバロの演奏初めてかもしれません、ピアノの音とは違いチェンバロは爪で弾くことによって弦を振動させて音を出す「撥弦楽器」だそうで、ピアノの音が「ポーン」ならば、チェンバロは「チーン」という感じです。金属の様な不思議な音を感じました。

昔は白鍵は「象牙」、黒鍵は「黒檀」や「紫檀」という木で作られていたそうですが、現在はプラスチェックを使用してるのがほとんど・・

今回のチェンバロは、平成16年の台風18号で倒れた北海道大学のポプラ並木のポプラを材料に作られたことを知りました。今日はこの演奏会のために北大から運んでの演奏会。バロック風の静謐な佇まいのチェンバロですが、その鍵盤の一つひとつには、ポプラ並木の再生を願う人々の熱い想いが込められていることを知り、改めて心打つものがありました。

これがネットで探した当時の新聞、クラーク会館で記念演奏会が開かれたと記事が出ています。

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またリコーダーと・・・オカリナ・・指使いはどうなっているのだろうか。リコーダーにも興味がわいてきました。