りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

西村賢太。

2011-01-18 | Weblog
やられた。

直木賞ばかりに気を取られていたので、最近の芥川賞には、正直いってあまり興味を示していなかった。
しかし、今回の受賞作と、そして何よりも受賞作家の個性に、強烈な引力を感じた。

西村賢太氏。

僕にとっては、ダークホースのような存在だった。
こんな作家がいたんだ。
しかも同世代で。

受賞の記者会見でのコメント。
「そろそろ風俗に行こうかな、と思ったところで(受賞を)聞いた。行かなくてよかったです」

そのコメントに、思わず拍手を送ってしまった。
いいぞ、西村氏!
これほど清々しく潔く男を感じるコメントを、僕は聞いたことがない。
何よりも、文壇の最高権威と風俗を天秤にかけた作家は、彼が初めてではないだろうか(笑)

さっそく西村氏の経歴と作品をネットで検索してみた。

面白そうな作品を書いている。
特に第134回芥川賞候補になった「どうで 死ぬ 身の 一踊り」は、ぜひ読んでみたい。
選考委員の山田詠美が、巧みな皮肉を込めながらも絶賛している。

10代は、村上春樹。
20代は、村上龍。
30代は、重松清。

その世代、世代で、僕が貪るように読みふけった作家たち。

もしかすると、僕の40代の調味料になるのは、西村氏の作品かもしれない。
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Nick Lowe

2011-01-18 | Weblog
偶然。ホントに偶然だった。
昨夜YOU TUBEをダラダラ見ていたら、
この歌にたどり着いたのだ。

そう、季節はちょうど今ごろ、真冬だった。
勉強机の端に置いていたラジカセのFMから、
突然ゴキゲンなROCK&ROLLが流れてきた。

“カッコいい~~~

理屈や道理ではなく、直感だけで生きていた
当時16歳の僕の心を、そのナンバーは一発で貫通した。

しかしそのナンバーの曲名はもちろん、プレイヤーが
誰なのかさえも分からないまま。
当時の僕が辛うじて分かったことは、たぶん、“外人”
だろうということだけ(笑)
そこそこ洋楽を聴いていたという自負があった僕だったが、
どんな音楽雑誌を見ても、どんな音楽番組(ベストヒットUSAとかね)
を見ても、いったい、それがどこのだれなのか、一向に分からなかった。

そして、25年後。
突然、再会した。

この曲がPCから流れはじめたとたん、
思わず僕は悲鳴に近い声を上げてしまった。

しかしすぐに正気に戻り、誰の歌かを調べる。
ニック・ロウだったのか・・・。

盲点。思い込み。早とちり。25年目の後悔。

まさかブリテッシュ・シンガーだったとは・・・。
そのビートやメロディーから、絶対にMADE IN USAだとばかり
思っていた。

そうか。ニック・ロウだったのか。

しかし、ほんとに久々に聴いたけど(四半世紀ぶりだ)、
やっぱり、ストレートなROCK&ROLLはいいね
なんだか、数年ぶりにオールディーズやアメリカン・ロックンロールの
マイブームが到来しそうな予感です

Nick Lowe☆I knew the bride
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