りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

勢いにまかせて。

2011-01-15 | Weblog
ちょうど、一週間前。

執筆していた小説の第一稿が上がった、という日記を
このブログに書いた。
http://blog.goo.ne.jp/riki1969/e/3745a0ef7c8bf76362f388f0043ff092

あれから毎晩、推敲を重ねて、昨日脱稿して(というより、させた)、
昨日、封筒に入れて、郵送した。

送り先は、某短編文学賞。

ここ数年、毎年チャレンジしているのだが、まだ入賞したことがない。
しかし応募をしはじめた当初は、最終選考の約10本の中に入ることが何度かあった。
だが、一昨年、昨年はともに最終選考に残らなかった・・・onz

正直、ショックだった。

双方とも約半年くらい前から、構想を練り上げ、執筆し、推敲に推敲を重ねて
「よし、これで完璧」と、自分で完全納得して応募した作品だったから、
なおさらショックの度合いは大きかったのだ。

だから、今回は逆でいった。

一週間前の日記にも書いたが、執筆したのは第一稿までで延べ4日。
それから一週間が過ぎたのだから、結局約10日で脱稿したことになる。
これまでで、最短の執筆時間だ。

もちろん、手を抜いたわけではない。
今の自分の筆力はすべて出し切ったつもりだ。

ただ今回は、“勢いにまかせて”というスタイルに戻したのだ。
手前みそながら、この10年ほどの間に、ありがたいことに、稚拙な小説ながらも
何度か賞をいただき、それを励みに今まで続けてきたのだけれど、
それに比例するように、作品を書き続けるに連れて作品を仕上げる慎重さも
増してきたように思っていた。
ここ数年は、それが過度になりすぎているような気もしていた。

僕が生まれて初めて小説で賞を受賞したのは、地元の某タウン誌が主催した
文芸大賞だったのだが、思えばそれに応募した時は、もう勢い以外の何ものでも
なかった
400字詰め原稿用紙154枚という、それなりのボリュームがあったにも関わらず、
2~3回の推敲をしただけで応募したのだ。

今の僕では、到底考えられない・・・

でも、そういう、ある意味ヤケクソ気味の“勢い”というものも、時には
必要なのではないか?と最近思うようになった。
今回は、それを再度実践してみたようなものだ。

もちろん、作品には自信がある。
受賞できるかできないかは、それこそ神様しか分からないが、
ちゃんと読者に読んでもらえるに値する作品を綴ったつもりだ。

だから、あとは勢いだけだ、と思った。

もう、送った。
あとは、知らない(笑)
5月の発表まで、僕は忘れる。

果報は、ひたすら寝て待つ
コメント (2)
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