rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

曇り、時々小雨-天気予報

2010-11-04 23:08:31 | 随想たち
朝起きると、灰色がかった寒々しい室内の色が、寝ぼけ眼に映り込んだ。
「あれっ?晴れるんじゃなかったの?」
朝のうち雲がかかっても、次第に晴れるだろうと、気を取り直して見る。
雑多な仕事を片付けているとき、ポツリと雨が落ちだした。
かなり気分がブルーになる。
前日の天気予報チェックを怠らなかったのに。

もっとも、かなり気象予報の精度が上がったにしても、あくまで“予報”なのだ。
毎度100%天気を当てろだなんて、無茶な要求だ。
それなら自分で分析予想せよと、気象予報士の方に丸投げされるかもしれない。

どうしてこんなに天気にこだわるのだろう?
登山家でもなく、漁師でも、屋外イベントの責任者でもないのに。

思い起こせば、孤独に他国で過ごしたときあたり。
ラジオとテレビから流れてくる天気予報に過剰に反応し、耳を傾け画面を注視するようになってから。
生来の怠け者ゆえ語学をいい加減にしか学んでいなく、特定の単語と反復されるフレーズが、理解しやすかったからではなかろうか。

もうひとつ、それが持続する要因がある。
脳内旅行癖。
自分が正統“鉄”なんてとても言えるほどではないが、時刻表(もちろん地図もいっしょに)を眺め路線の連絡具合やどんな種類の列車に乗るかをシミュレーションする。
だから、地図をリンクして、天気予報に惹かれてしまう。
外国にいると、その国だけでない近隣諸国の天気予報も身近だったりするから、自分としてはたまらないのだ!
今では、ネットで日本世界各地バーチャル旅行が可能になり、生活という制約がなければ、インナートリッパー転じて廃人になっているだろう。
ほんと、ヤバイ物ができてしまった。
深みにはまらないようにしないと!!

バラの植え替え・・・やっと

2010-11-04 00:04:07 | 植物たち
ああ!!なんていい天気なんだ!
ぐうたら人に『喝』を入れてくれるような、堂々とした青い空、痛熱い陽射し!

こんな日に、洗濯や布団干しをしないでいると、お日様に怒られてしまう。
ならばと、禁煙に苦しむ家人の手も借りて、ぱっぱとやっつけた。

そうだ、“なんちゃって理容店もひらかなければ!”
家人と中くらいの人、小さい人の散髪を、手際よくさっぱりと仕上げた。
家人と中くらいの人は、正規の理容技術者を煩わせるまでもない、少しクセのある髪質だ。
分かりやすく例えるなら、“羊”だ。
バリカンで髪を刈り、毛玉が塊となってぽろんぽろんと落ちてゆくのを見ると、自分がイギリスの綿羊飼育家になった気がする。
「めぇ~」
小さい人は、さらさらストレートな髪質だが、強くおしゃれを主張するまでは、自宅でカットしていこう。

昼食を終えて、きっぱりとした空を眺めていた。
まだ何かやらなきゃいけないことがあるんじゃないか?と、問いかけてくる。
たしかに、あれやこれやと見ない振りをしてうっちゃっていたことが、後ろから声をあげて追ってくる。
その追手の姿を見やると、憐れなものがいた。
バラだ。
青虫に葉を食われ、なんともみすぼらしい。
バラを11月に植え替えすれば来春の花付きがよくなると、本に書いてあったのを思い出した。

腐葉土とテラコッタの植木鉢を買いに行く。
棘対策のために、丈夫なグローブも。

何年も植えっぱなしにして根の回った株を、根を整理し、新しい用土でリフレッシュする。
今までランダムに挿し木して増えたバラの株を、個別に植え替える。
もっと早く植え替えをしていれば、枯れないで済んだ株の名残があった。
10個以上、バラの鉢植えができた。
ついでに、分球し高密度になって窮屈なチューリップやフリージアの球根を解し、植えなおした。
3時間半、奮闘する。
あたりが薄暗くなって、強制的に終了した。

これで、バラの植え替えが済んだのか、頭の中でチェックした。
しまった! ブルーベリーのプランターに挿し木した株と、プレハブ前のプランターにあるスカーレットオレンジのバラがある。
明日はまた、いい天気らしい。
肥料と植木鉢を買い足して、長く放って置いたバラたちを植え替えよう。
きちんと世話をすれば、花は健気に答えてくれると知っているのだから。