PCの壁紙を変える余裕のない日々を、2年ばかり過ごした。
やっと、細かなことに気を配れる気分になってきたところだ。
さて、どうしたものか?
「ブレイク…ウイリアム・ブレイクの作品がいい。」
ネットで画像を検索して、「貞淑な乙女たち」に飾っていただいた。
銅版画に彩色だろうか。
モノトーンに、セピアとブルーで控えめに色をのせてある。
まだ日の光が山際にうっすらと残る頃、ランタンを下げて静かに佇む乙女たちの一人が何か告げるように指し示し、彼女に対して屈み込んでいる乙女たちは嘆き悲しみにくれている。
自分がウイリアム・ブレイクにであったのは、小学生の頃。
その当時、大概の家庭に百科事典が備わっていた。
家にいるときは、手当たりしだい事典のページをめくり、隅から隅まで眺めていた。
特に気に入っていたのは、美術と動植物を扱っているもの。
図版は4・5cm四方と小さく、それでも好奇心を十分に満たしてくれた。
そこで、ブレイクに出会ったのだ。
暗く不可思議な絵は、子供心に畏怖の念を抱かせたが、かえって頭の隅に留め置くこととなった。
自分にとって、ブレイクが、再びその存在を大きくしたのは、15年位前からか…
画集を捜し歩いた。
ネットで調べ、ブリュッセルの書店でも探してみた。
見つけられなかった。
ところが、今回、画像検索をしていたら驚くほどヒットしたし(2年位前は、さびしい限りだったのに!)、なんと去年パリのプティ・パレでブレイクの展覧会が開かれたとな!!
フェルナン・クノップフの大回顧展も終わってからその存在を知る… … …
欲張っても、できることは限られている。
ささやかでも、日々美しいものに触れ、心を潤していこう。
やっと、細かなことに気を配れる気分になってきたところだ。
さて、どうしたものか?
「ブレイク…ウイリアム・ブレイクの作品がいい。」
ネットで画像を検索して、「貞淑な乙女たち」に飾っていただいた。
銅版画に彩色だろうか。
モノトーンに、セピアとブルーで控えめに色をのせてある。
まだ日の光が山際にうっすらと残る頃、ランタンを下げて静かに佇む乙女たちの一人が何か告げるように指し示し、彼女に対して屈み込んでいる乙女たちは嘆き悲しみにくれている。
自分がウイリアム・ブレイクにであったのは、小学生の頃。
その当時、大概の家庭に百科事典が備わっていた。
家にいるときは、手当たりしだい事典のページをめくり、隅から隅まで眺めていた。
特に気に入っていたのは、美術と動植物を扱っているもの。
図版は4・5cm四方と小さく、それでも好奇心を十分に満たしてくれた。
そこで、ブレイクに出会ったのだ。
暗く不可思議な絵は、子供心に畏怖の念を抱かせたが、かえって頭の隅に留め置くこととなった。
自分にとって、ブレイクが、再びその存在を大きくしたのは、15年位前からか…
画集を捜し歩いた。
ネットで調べ、ブリュッセルの書店でも探してみた。
見つけられなかった。
ところが、今回、画像検索をしていたら驚くほどヒットしたし(2年位前は、さびしい限りだったのに!)、なんと去年パリのプティ・パレでブレイクの展覧会が開かれたとな!!
フェルナン・クノップフの大回顧展も終わってからその存在を知る… … …
欲張っても、できることは限られている。
ささやかでも、日々美しいものに触れ、心を潤していこう。