「にじいろジーン」の世界見聞録、今日は、カナダのバンクーバー。
3年連続世界一住みやすい都市ランキング1位に輝く。
バラード入り江に面し、背後に山を控え、豊かな森に囲まれて、海の幸、山の幸と食にも恵まれ、緯度の割には温暖な気候で、自然の恩恵を充分受けられる。
住みやすさには、いろいろな要因をクリアしなくてはいけない。
治安状況や医療サービス、文化、環境、教育などの30項目を基準に満足度を数値化して、ランクをつけるらしい。
街の特徴をピックアップして紹介していたが、中でも印象深いものに、スタンレーパークがある。
寿命が尽きて倒れた木から、次の小さな森が誕生するところ。
その倒木を、撤去しない街に驚いた。
この、ゆるかな対応、むしろ放任はかえって自然の再生力を刺激し、過保護は自然を弱体化させるかも知れないと思った。
そうだ、自然は、人間の手を掛けなくとも、今まで破壊と再生を繰り返してきたではないか。
地衣類に覆われた倒木から新たな木が芽生えているのを見て、命のたくましさに、深い感動を覚えた。
バンクーバーには、大いなる自然の英知と力が溢れていて、そこに住んだ人間は、母なる自然の懐に抱かれた安心感で、謙虚に生きる術を会得したのかもしれない。
土地の持つ力。
だとすると、争いの絶えない所には、その土地の持つ力が人間に悪影響を与えていると考えられる。
ならば、そこに人が住んではいけなくなるが、人は生れ落ちたその土地を簡単には離れられない。
今、世界を二分する勢いで覇権を争っている神が生まれ出たのは、そんな地域。
考えてみると、因縁というか、宿命というか、そもそも「神」とは人智でどうこうできるものではなくて、人が勝手に「神」を作り上げ、解釈し、行動原理の意義付けをしているだけなのであろうか。
バンクーバーの自然は、我々に何を指し示しているのか、それを知る術はあるのか、興味をそそるものがあった。
3年連続世界一住みやすい都市ランキング1位に輝く。
バラード入り江に面し、背後に山を控え、豊かな森に囲まれて、海の幸、山の幸と食にも恵まれ、緯度の割には温暖な気候で、自然の恩恵を充分受けられる。
住みやすさには、いろいろな要因をクリアしなくてはいけない。
治安状況や医療サービス、文化、環境、教育などの30項目を基準に満足度を数値化して、ランクをつけるらしい。
街の特徴をピックアップして紹介していたが、中でも印象深いものに、スタンレーパークがある。
寿命が尽きて倒れた木から、次の小さな森が誕生するところ。
その倒木を、撤去しない街に驚いた。
この、ゆるかな対応、むしろ放任はかえって自然の再生力を刺激し、過保護は自然を弱体化させるかも知れないと思った。
そうだ、自然は、人間の手を掛けなくとも、今まで破壊と再生を繰り返してきたではないか。
地衣類に覆われた倒木から新たな木が芽生えているのを見て、命のたくましさに、深い感動を覚えた。
バンクーバーには、大いなる自然の英知と力が溢れていて、そこに住んだ人間は、母なる自然の懐に抱かれた安心感で、謙虚に生きる術を会得したのかもしれない。
土地の持つ力。
だとすると、争いの絶えない所には、その土地の持つ力が人間に悪影響を与えていると考えられる。
ならば、そこに人が住んではいけなくなるが、人は生れ落ちたその土地を簡単には離れられない。
今、世界を二分する勢いで覇権を争っている神が生まれ出たのは、そんな地域。
考えてみると、因縁というか、宿命というか、そもそも「神」とは人智でどうこうできるものではなくて、人が勝手に「神」を作り上げ、解釈し、行動原理の意義付けをしているだけなのであろうか。
バンクーバーの自然は、我々に何を指し示しているのか、それを知る術はあるのか、興味をそそるものがあった。