年の瀬も押し迫った12月30日、家族総出の餅つきをした。
なんと30キロのもち米を使ったのだ。
外に簡易かまどを設置して、蒸篭でもち米を蒸かす。
一回に三升半のもち米を蒸かし、餅つき機でつく。
その餅つき機も、相当レトロ。
なんと43年前のもので、毎年欠かさずに使ってきた。
外見は錆び、モーターを回すゴムのベルトはかなり伸びてしまっている。
それでも、使い慣れたものは手放せずに、義母は工夫をしながら餅をついてきた。
我が家では、普通の餅も作るが、もち米とうるち米をあわせた”たがね”という餅も作る。
もち米6に対しうるち米4の割合で混ぜるのだ。
それに、紫蘇の実の塩漬けや青海苔、茹でた落花生を砕いたもの、七味唐辛子、黒ゴマなど、それぞれ混ぜたものを作る。
今回は、紫蘇の実、落花生、青海苔の”たがね”を作った。
食感は、うるち米が半粒で残り、軽い。
消化もよいので、特に小さい子供とお年寄りに優しい餅といえるだろう。
もち米15キロ分の白い餅と、同じく15キロ分の”たがね”が、4時間半かけて作られた。
そんなにたくさんの餅をどうするのだろうと、心配することはない。
親戚に配りもするし、何より家族で食べきってしまえるから。
冬のご馳走として、餅は受け継がれていく。
手間隙かけて作ることで、家族の絆がまた結ばれるのだ。
共有する体験と物があることは、とても大切なこと。
しかも、特別なことではない、日常の中にあることが、その価値を高めるのだと実感する餅つきなのであった。
なんと30キロのもち米を使ったのだ。
外に簡易かまどを設置して、蒸篭でもち米を蒸かす。
一回に三升半のもち米を蒸かし、餅つき機でつく。
その餅つき機も、相当レトロ。
なんと43年前のもので、毎年欠かさずに使ってきた。
外見は錆び、モーターを回すゴムのベルトはかなり伸びてしまっている。
それでも、使い慣れたものは手放せずに、義母は工夫をしながら餅をついてきた。
我が家では、普通の餅も作るが、もち米とうるち米をあわせた”たがね”という餅も作る。
もち米6に対しうるち米4の割合で混ぜるのだ。
それに、紫蘇の実の塩漬けや青海苔、茹でた落花生を砕いたもの、七味唐辛子、黒ゴマなど、それぞれ混ぜたものを作る。
今回は、紫蘇の実、落花生、青海苔の”たがね”を作った。
食感は、うるち米が半粒で残り、軽い。
消化もよいので、特に小さい子供とお年寄りに優しい餅といえるだろう。
もち米15キロ分の白い餅と、同じく15キロ分の”たがね”が、4時間半かけて作られた。
そんなにたくさんの餅をどうするのだろうと、心配することはない。
親戚に配りもするし、何より家族で食べきってしまえるから。
冬のご馳走として、餅は受け継がれていく。
手間隙かけて作ることで、家族の絆がまた結ばれるのだ。
共有する体験と物があることは、とても大切なこと。
しかも、特別なことではない、日常の中にあることが、その価値を高めるのだと実感する餅つきなのであった。