rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

大風邪を引き、ただただ寝込むばかりの年明け早々

2012-01-09 23:53:49 | つぶやき&ぼやき
中くらいの人からもらった風邪が、なんとも邪悪なものだった。
大晦日から、気管支の辺りが狭く塞がったような風邪の症状。
それでも何とか3日まで持ち堪えたのだが、遅すぎる年賀状制作に追われた4日までで限界に。
昨日まで、布団に身を横たえ、猫の如くこの災難が、わが身を過ぎ去るのをじっと待っていた。
体のいたるところが痛み、呼吸もままならず、まんじりと眠れないなか、やたらと感覚だけが冴えていった。
遠くの幹線道路を走る車の音、夜に鳴くカラスの声、野良犬の駆けていく足音、そして、ズズズズと呻くようなかすかな地震・・・
意外に多い地震に戸惑いながら、でも、普通の生活をしていたなら感じないものまでも感知する状態にあるのだと思った。
人体の6割近くが水分なのだから、静かに身を横たえていると、地球と一体化して、微弱な地球の鼓動とシンクロできるのだろうと、他愛もないことを考えた。
そうだ、あの日の夜、家族で身を寄せ合いながら、真っ暗な部屋で夜を明かしたとき、横たえた体の下を絶え間なく振動が走り回っていた。
地中に大ナマズか大ムカデが巣くっていると、昔の人が思ったのも、無理ないと実感した。
もっとも、人も動物なれば、寝ていても、地震の起こる数秒前にふと目を覚ますこともあるのだ。
何も、今回の風邪で知覚が鋭くなったばかりではない。
そういえば、熱に浮かされたときに見る終わりのない悪夢に、今回出会わなかった。
歳のせい?と思いたくない。
熱でいかれた味覚は、どうやら戻りつつある。
全て悪いことばかりではなかった。
小さい人に看病してもらったこと。
はてさて、これからどんなことが起きていくのか、泰然自若の境地でいたいものだな。