アイスプラントとミニトマト 17/2/2013
珍しい野菜をもらった。
アイスプラント、多肉植物を思わせる肉厚の葉とぽってりとした茎を無色透明な光る小さな粒がびっしりと覆っている。
ほのかに塩味がすると、品名のシールに併記してあった。
しかし、異形ともいえるその姿に、食べるのをためらわれる。
かつて、そう1年位前だったか、このアイスプラントをもらったことがあった。
家族みんなで驚きながら眺めて、誰も食べてみる勇気が出ずそのまま終わってしまったのだ。
今回は、物は試しと食べてみた。
シャキシャキと瑞々しい食感、ほのかな塩味、特にクセがあるわけでもなく、食べた後味に薄く枝豆のような香りが口の中に残るといった具合。
野菜の苦味や青臭さが苦手な人には、見た目を除けばハードルは低そうだ。
生食のほかに、どのような食べ方があるのかネットで調べたら、基本食感を大切にするために加熱はしないらしく、せいぜいしゃぶしゃぶのようにさっと湯にくぐらす程度らしい。
塩気を感じるので、ドレッシングなどで味をつけなくてもそのまま十分いけるから、減塩減オイルで健康的だ。
効能として、血糖値や肝機能の改善があるらしく、この点でもメリットがある。
ただし、どこの店でも売っているとは限らず、価格も300グラムで400円くらいと高めなので、庶民的とはいえなさそうだ。
ときどき出会う、新しい野菜たち、初めは戸惑ってしまうことが多いけれども、食べてみるとなかなかに美味しいものもある。
また、このような野菜に出会う機会もあろうかと、ちょっとばかり楽しみにしているのであった。