rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

カーテン・ブッラクベリー

2014-07-12 16:02:47 | 植物たち


ブラックベリーが熟し始めた。
長く延びた蔓からは、カーテンのようにブラックベリーがぶら下がる。
その様子が素敵なので、摘果しようかどうか大いに悩むところ。
今年は、ブルーベリーの実りが振るわなく、ラズベリーもすっかりおわってしまって、ブラックベリーだけが生っている。
だから、ブラックベリーのみのジャムを作れるわけだから、真っ黒く熟したものを順に摘果し冷凍保存して厄介者の種を濾したジャムを作れる。
食べられるものをうやむやにしてしまうのは気が進まないから、こうして写真に撮って楽しんだ後はジャムに変身させよう。
艶やかで濃紫のジャムは、真っ白なヨーグルトによく合うだろう。
さらに緩めのソースなら、お洒落に演出できそうだ。


レトロな背景のブルーベリー


台風のあとは高温注意報、雷雨、虹

2014-07-11 21:40:56 | 空・雲・星・太陽たち


台風8号は、各地に大きな被害をもたらして去っていった。
幸い我が家はさしたる被害もなく、台風の置き土産の猛烈な熱気と湿気に耐えるだけ。
それも夕方には、黒い雨雲と雷で冷やされて、少しはましになったというもの。
夕食の支度で台所にいたとき、北の窓から差し込む強烈な西日に虹が出る予感がした。
東の窓に気をつけていると、6時45分ごろに特大のしかもくっきり鮮やかな虹がかかった。
家族に号令をかけて、食事の支度を中断し、外へカメラを持って繰り出した。
あまりにも大きな弧を描く虹をカメラにすっぽり収めることができないのがとても残念だが、家族で見られたことが一番うれしい。
10分ほど空を見上げ、心行くまで虹を、そして夕焼けを楽しむ。
最近、きれいな夕焼けと虹に出会えなかったので、よいひと時を得られた。
家族みんなが元気で同じものを目にできる、これも幸せというものだろう。




世界は経済戦争で人を死地に追い込んでいる

2014-07-10 13:37:23 | つぶやき&ぼやき
フランスの自殺率が上がっているという記事を読んだ。
その印象は、自己主張が強く、デモやストライキは頻繁にあり、ヴァカンスでリフレッシュし、自国に誇りを持っている人たちがなぜ?
もっとも、元植民地からの移民も多く、はっきりとした階層社会であるから就学就職が限られたりしているので、バラ色の国とは到底いえない。
郊外にはスラム化した地区があり、人種民族宗教の差別だって存在する。
でも、どこか悲壮感はないように思っていた。
たぶん、私がいたころとは大きくフランスが変わったのだ。
第一にバブルでまやかしの豊かさを経験し価値観が変わり、かなりアメリカよりの社会規範たとえばカフェの禁煙など嫌煙権が浸透し、グローバリゼイションに足並みを合わせて労働システムも厳しくなったのだろう。

金は便利だけれど凶器でもある。
日本がバブルのとき世界の主要都市の不動産やブランドを買いあさり、バブルの発生場所が変わるたび同じようなことが繰り返される。
フランスの有名なシャトーも身売りをしなくてはならなくなった。
真綿で首を絞められるように、日本人もフランス人も自信を喪失し同胞を苛み自らの命を絶っていく。
大方の人は脆いものだ。
心を殺す戦争を仕掛ければ、人は思考を停止し、勝手に人口は減っていく。
巧妙に仕掛けられた罠、狭まる包囲網。
どうしたらこの戦争を終わらせられるのか。
まだまだ手を変え品を変え続けられる魔の手を振り払うのは困難を極める。
もがき苦しみ足掻く人々が、世界中にあふれている。
解決方法はあるのだろうか。
いまさら金をなくすことなどできそうにもないし、なくしたところですぐさま代替手段があらわれそうだ。






ヒグラシの鳴く時期は

2014-07-08 22:57:42 | 生き物たち
日曜日の夕方、アブラゼミに混じってヒグラシの鳴き声が聞こえてきた。
「おや、ちょっと早すぎやしないか?」
すうっと気温が下がって涼しくなったから、勘違いをして土の中から出てきてしまったのだろうと思っていた。
しかし、今日もヒグラシの音がする。
調べてみると、6月下旬ころには鳴きだして9月中旬までと期間が長い。
俳句の秋の季語であったり、「カナカナカナ・・・」と夕方から鳴くので、どうやら晩夏のイメージが沁みついているのだろう。
田舎に住んで、虫の音に囲まれて過ごしているのに、このような思い違いは多い。
同じセミのミンミンゼミは、盛夏の昼下がりに鳴くと思い込んでいたけれど、実際は8月の中旬以降に活発に鳴くのだ。
なんともステレオタイプのイメージに毒されているのか。
全てのことに注意を払うのはできないにしても、少し悲しい気がする。
そして、その鳴き声を楽しませてもらっているヒグラシやミンミンゼミに失礼でもある。
これからは、もっと季節を敏感に感じ取って楽しんでいきたい。


台風の目くっきり、台風8号ノグリー

2014-07-07 22:30:27 | 空・雲・星・太陽たち
大型で非常に強い台風8号が、勢力を増しつつ沖縄に接近している。
今のところの進路は、まさに日本縦断だ。
九州は大雨で各地に被害が出ていたのに、泣きっ面にハチ、この台風でさらに追い討ちがかかってしまう。
台風ばかりではなく、近年の猛烈な雨によるもろもろの災厄は、人も動物も植物に容赦なく降りかかってくる。

しかし、宇宙から台風を写した写真を見ると、その大きさや渦を巻く雲、中心にくっきりと空いた台風の目は、恐怖とともに美しさを感じてしまう。
イメージの中で、ものすごい上昇気流が起こっている台風の目に飛び込んでみたり、分厚く渦巻く雲の中を泳いでみる。
自然の起こす強大なエネルギーに、宇宙の神秘を重ねてみる。
翻弄されるか弱い命も小さな宇宙と考えると、心地よいめまいがある。

災難に見舞われたていないからそのような想像をして遊んでいると叱責を受けそうだが、いつ何時自分に降りかかるとも知れないと控えめに覚悟はしているし、無事で過ごせる幸運は得がたいものだと思っている。
自分はいま、ささやかで瞬間的な幸運の連続を生きているのだ。

台風8号ノグリー、どうかお手柔らかに願いたい。