大橋むつおのブログ

思いつくままに、日々の思いを。出来た作品のテスト配信などをやっています。

せやさかい・359『短期留学生来たる!』

2022-11-01 15:28:30 | ノベル

・359

短期留学生来たる!さくら    

 

 

 今日から短期留学生が入ります。

 

 お早うの挨拶どころか、中学を合わせても三年間(中学は二年生からやったから)一回も忘れたことのない起立・礼をやらせることも忘れて、教壇につくやいなやペコちゃんは切り出した。

 ええ……?

 ビックリした後に「……?」の間が空いたのは、そういうペコちゃんらしからぬ、まるでコマ落ちしたみたいな様子のせい。

「入ってちょうだい」

 廊下に向かって声をかけ、一礼して入ってきた短期留学生を見て心臓が止まるかと思た。

「「ソニー(°д°)!?」」「……(゜艸゜)!?」

 うちとメグリンはあからさまに、留美ちゃんは口に手を当て息を呑んでビックリした!

「ソニア・ヒギンズさんです。ヤマセンブルグからの短期留学生で、二学期いっぱいいっしょに勉強します。ソニア、ご挨拶を」

「はい。ソニア・ヒギンズと言います、友だちや家族からはソニーと呼ばれていますので、ソニーと呼んでいただければ幸いです。三年生に似たようなのが居ますが、あっちはソフィア・ヒギンズで姉になります。日本は大好きで、以前から留学できたらいいなぁと思っていました。やっと、念願かなって聖真理愛学院に入ることができました。年内いっぱいの短いお付き合いですが、よろしくお願いいたします<(_ _)>」

 完ぺきできれいな日本語に圧倒されて、拍手は、ソニーが顔を上げてから起こった。

 パチパチパチパチパチパチ

 席は、どこやろかと思ったら、いつの間にか廊下側の一番後ろに机が置かれてて、そこに収まった。

 

 みなさんは憶えてます、ソニーのこと?

 

 この夏にエディンバラとヤマセンブルグに行ったでしょ、その時エディンバラの宮殿で、うちらのこと出迎えてくれたソフィーの妹。ソフィーを微妙に小さくした感じ。ちょっと子どもっぽいけど、れっきとしたイギリス軍の伍長さん。

 ヤマセンブルグ人やけど国籍はイギリス。

 現役の伍長さんやから、うちらと同じ16歳いうことはないと思うんやけど、ソフィー同様、そのへんのとこは、よう分かりません。

 

「けど、なんでソニーの席、廊下側の一番後ろやのん?」

 休み時間になったんで聞いてみた。

 

「うん、ほんとうは窓側の後ろを希望したんだけどね……」

「どっちにしろ、いちばん端っこだよね」

 留美ちゃんも不思議に思って、その後ろでメグリンも首をかしげてる。

「うん、緊急事態にいちばん早く対応できる席だからね」

「「「緊急事態?」」」

「実はね……」

 旅行中の時とは違って、まるで昔からの友だちみたいにフランクに話してくれる。

「プリンセスのガードのために、急きょ派遣されてきたのですよ、ソニーは」

 ええ?

 頼子さんのガードやったら、すでにソフィーが居てるし、領事館にはジョン・スミスかて居てる。

 それを、なんで急に?

「ほら、文化祭で盛り上がりそうでしょ、駅前までのパレードとかもやるみたいだし」

 え、それ決まったん、つい昨日のことやんか。

「あんたたちね、百武真鈴のこと甘く見てるわよ」

「え?」

「真鈴先輩が?」

「あの人が、思い付きでやってると思う?」

「え、違うんですか?」

 メグリンが乗り出してきた。

「あ、悪意があっての事じゃないわよ。こんどの文化祭は盛り上げようと前々から企んでいたのよ、あのマルチタレントは」

「そうだったんですか……」

「すごい……」

 たしかにスゴイ。真鈴さんも、その情報を地球の裏側のヤマセンブルグで、掴んでたソニーも。

「ハローウィンじゃ、いろいろと事故もあったでしょ……ソフィー一人じゃ対応しきれない事態が起こるかも……って、お偉い人たちは考えるわけですよ」

「そうなんや……」

「でも、わたし的にはラッキーなのよ。日本に行けるのは早くて来年だと思っていたから。ま、とりあえず、よろしくね」

「でも」

「なに、メグリン?」

「廊下側が緊急事態に対応しやすいのは分かるんだけど、どうして最初の希望が窓際なの?」

「そりゃあ、学校のどこに行くのも窓から飛び降りるのが一番早いでしょ?」

「「「飛び降りる!?」」」

「うん」

 せや、こいつの身体能力は忍者並やった(^_^;)

 アハハハハハ(^O^)

 とりあえず、四人で笑って締めくくった。

 

 

☆・・主な登場人物・・☆

  • 酒井 さくら     この物語の主人公  聖真理愛女学院高校一年生
  • 酒井 歌       さくらの母 亭主の失踪宣告をして旧姓の酒井に戻って娘と共に実家に戻ってきた。現在行方不明。
  • 酒井 諦観      さくらの祖父 如来寺の隠居
  • 酒井 諦念      さくらの伯父 諦一と詩の父
  • 酒井 諦一      さくらの従兄 如来寺の新米坊主 テイ兄ちゃんと呼ばれる
  • 酒井 詩(ことは)  さくらの従姉 聖真理愛学院大学二年生
  • 酒井 美保      さくらの義理の伯母 諦一 詩の母 
  • 榊原 留美      さくらと同居 中一からの同級生 
  • 夕陽丘頼子      さくらと留美の先輩 ヤマセンブルグの王女 聖真理愛女学院高校三年生
  • ソフィー       ソフィア・ヒギンズ 頼子のガード 英国王室のメイド 陸軍少尉
  • ソニー        ソニア・ヒギンズ ソフィーの妹 英国王室のメイド 陸軍伍長
  • 月島さやか      さくらの担任の先生
  • 古閑 巡里(めぐり) さくらと留美のクラスメート メグリン
  • 百武真鈴(田中真央) 高校生声優の生徒会長
  • 女王陛下       頼子のお祖母ちゃん ヤマセンブルグの国家元首 

 

 

 

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鳴かぬなら 信長転生記 92『クルミ団子から胡旋舞へ』

2022-11-01 11:35:06 | ノベル2

ら 信長転生記

92『クルミ団子から胡旋舞へ』織部 

 

 

 あくる日には米粉ともち米を買って、クルミ団子とクルミ餅にして売り出す。

 すると午前中には売り切れてしまった。

 

 調理場は、代書屋の台所を借りてている。

 台所を使うにあたって、台所の諸道具の手入れをしてやると、代書屋の奥方や子供たちにも喜ばれ、しばらくは売り物の団子と餅のおすそ分けをすることだけで使わせてもらえるようになった。

「これだけ繁盛したんじゃ路地では手狭だな」

 気を良くした代書屋は、渡りをつけてくれて、四日目には表通りに店を出せるようにしてくれた。

「わたしに店番が務まるのかなあ……」

 本人は、少し不安なようだったけど、リュドミラに店を任せて、五日目には皆虎の店々を見て回るようにした。

「見て回るのはいいが、出歩くのは、この大通りだけにしてくれ。店番をしながら目が届くのは、この大通りだけだからな」

「大丈夫よ、まだ、それほど目につくようなことはしていないから」

 

 本格的に通りを歩くと、やはり焼物の店に目がいく。

 

 さすがに一級品と呼べるような品物が目に留まることは無かったが、景色のいい常使いが一山幾らで売られている。

 唐三彩と景徳鎮が面白い。

 唐三彩は元来は副葬品に使われるものだけど、それだけに、茶碗や皿などの食器にこだわることなく、オブジェとしても面白いものが多い。扶桑人の好みに合うかもしれない。

 景徳鎮は高級品のイメージだけども、それは輸出用の青磁・白磁などで、常使いの染付などには庶民の手に届くようなものもある。

 ……これを仕入れて扶桑で売れば、ちょっとした儲けになる(^▽^)

 別に稼ぐことが目的ではない。

 これで増やした軍資金で、もっといいものを買おう。そのためにはいいものが集まる上流階級にも接触しなければならない。いいものを愛でながら喫する茶は格別だからね。

 そして、取引しながら三国志の様子を報告すれば隠密としての顔も立つだろうしね。そうなると、扶桑からやって来る商人とも渡りを付けなければなぁ……わたし自身は、とうぶん帰るわけにもいかないだろうしね。

 南門の先にも出店が出ているようだけど、さすがに門外に出てはリュドミラに叱られる。

 回れ右して戻る。中央の広場が近くなると、小気味のいいエスニックなサウンドが聞こえてきた。

 

 おお、これは!?

 

 二人の娘が三人の楽団を従えて、独楽が回るように舞っている。

 むかし、堺の町衆から聞いた胡旋舞(こせんぶ)というやつだろうね。現物を見るのは初めてだ。

 街を陽気にして商いを盛り上げるのにはうってつけだ。

 両横には揚げ菓子やケバブのようなファストフードめいた出店も出ていて、どうやら、客寄せを兼ねた皆虎商店会のイベントのようだ。

 うーーん……しかし、所詮は、つい先日まで置き忘れられたような旧軍都の田舎町。

 胡旋舞と称しながら、踊っているのは平たい顔の中華娘。

 唐三彩に比する奈良三彩。

 世の粋人には唐三彩にヒケを取らないと言うけど、この織部の審美眼からはまがい物に見えてしまう。

 

 で、閃いた!

 

 この巧みな胡旋舞を舞っている中華娘の首を仏頂面で店番をしているリュドミラに挿げ替えれば……イケルかもしれない!

 そう思いつくと、人をかき分け、まっしぐらに店に戻るわたしだった!

 

 

☆彡 主な登場人物

  • 織田 信長       本能寺の変で討ち取られて転生(三国志ではニイ)
  • 熱田 敦子(熱田大神) 信長担当の尾張の神さま
  • 織田 市        信長の妹(三国志ではシイ)
  • 平手 美姫       信長のクラス担任
  • 武田 信玄       同級生
  • 上杉 謙信       同級生
  • 古田 織部       茶華道部の眼鏡っこ
  • 宮本 武蔵       孤高の剣聖
  • 二宮 忠八       市の友だち 紙飛行機の神さま
  • リュドミラ       旧ソ連の女狙撃手 リュドミラ・ミハイロヴナ・パヴリィチェンコ
  • 今川 義元       学院生徒会長
  • 坂本 乙女       学園生徒会長
  • 曹茶姫         魏の女将軍 部下(劉備忘録 検品長) 曹操・曹素の妹
  • 諸葛茶孔明       漢の軍師兼丞相
  • 大橋紅茶妃       呉の孫策妃 コウちゃん
  •  

 

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宇宙戦艦三笠5[旅立ちの時・3]

2022-11-01 08:30:22 | 真夏ダイアリー

宇宙戦艦

5[旅立ちの時・3]   

 

 

 

 みかさんが消えると、オレたちは普段の服装に戻っていた。

 

 オレはジーパンに生成りのシャツ。樟葉はチュニックの下に厚手のタイツ。天音はチノパンにチェックのシャツ。トシは引きこもり定番のジャージ。

「フワ~、とりあえず寝ようか」

 いつもの生活時間では、もう寝る時間なので他の3人も異議が無かった。
 艦内の様子は頭に入っていた。さっきあれだけのチュートリアルをやったので、艦内のことが頭に入っているのはなんの不思議も感じなかった。

 どうやら、オレが艦長らしいのはチュートリアルで分かっていたので迷うことなく艦長室に。他の三人も船の幹部なので、それぞれの部屋に向かっていった。艦長室のクローゼットには、日ごろ俺が着る服がかかっていて、迷うことなくパジャマに着替えるとベッドに潜り込む。が、なかなか寝付けない。ようやくウトウトしかけたころに、みかさんの声がした。

「レム睡眠を利用して説明の続きをさせてもらうわね」

「え、睡眠中に?」

「うん、ただ眠っていてもロクな夢みないから。それに、睡眠中の方が冷静に理解ができる……見て、これが今の地球」

「……きれいだ」

「そして、これが100年後の地球」

「え……」

 それは、表面がほとんど真っ白になった雪の玉のようだった。これじゃ、どんな生物も生きてはいけないだろう。

「あれはUFO……?」

「そうよ。UFOに合わせて画面を切り替えるわね……」

 スライドショーになった。100以上のUFOが入れ替わり立ち代り映し出された。

「タイプは様々だけど、グリンヘルドとシュトルハーヘンの探査船」

「マゼラン星雲の?」

 どうやら、宇宙の事もインストールされているっぽい。

「そう、地球が氷河で覆われ尽くしたら、移民するつもりで監視してるの」

「氷河の地球に?」

「彼らには部分的に氷河を溶かす技術があるの。氷河の1/4も溶かせば、十分に20億人ぐらいは住めるわ」

「で、オレたちが目指すのは……?」

「ピレウス。マゼラン星雲の良心……ここで氷河防止装置を受け取るの……あなたたち4人の力で」

「それって……どこかで聞いたような……」


 そこで、オレはノンレム睡眠に落ちていった……。


 習慣と言うのは恐ろしいもので、朝、目が覚めると制服に着替えてしまう。で、朝食の7時になるとトシを除く3人が士官食堂に集まった。インストールされた情報によるものか、美味そうな朝飯の匂いに釣られたのかは分からない。

「ハハ、やだ、みんな制服着てる!」

 天音がケタケタ笑い、オレと樟葉はなんだか照れた。

「トシは?」

「あいつは、まだ寝てんだろ」

「ああ、引きこもりだものね」

 そして、朝飯を食べながら夕べ見た夢の話をした。三人とも同じ夢を見たようだ。話がたけなわになった時に、そっとドアが開いた。

 なんと、トシが制服を着てドアから半身を覗かせている。

「あ……入っていっすか?」

「ああ、入れよ。トシにしちゃ上出来の早起きじゃんか」

「ま、座れ」

「トシ君も、夢見たんでしょ?」

「はい、おそらく同じ夢……って、みかさんが言ってました」

「やっぱり、ピレウスに氷河防止装置をとりにいくとこまで?」

「ボク眠りが浅いんで、続きがあるんです……ちょっと怖い続きが」

「怖い続き……」

 三人の視線がトシに集中した……。


☆ 主な登場人物

 修一          横須賀国際高校二年 艦長
 樟葉          横須賀国際高校二年 航海長
 天音          横須賀国際高校二年 砲術長
 トシ          横須賀国際高校一年 機関長
 みかさん(神さま)   戦艦三笠の船霊

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RE・乃木坂学院高校演劇部物語・11『本番』

2022-11-01 07:19:47 | 青春高校

RE.乃木坂学院高校演劇部物語    

11『本番』  

 

 

――ただ今より、乃木坂学院高校演劇部による、作・貴崎マリ『イカス 嵐のかなたより』を上演いたします。ロビーにおいでのお客様はお席にお着きください。また、上演の妨げになりますので、携帯電話は、スイッチをお切り頂くようお願いいたします。なお上演中の撮影は上演校、および、あらかじめ届け出のあった方のみとさせていただきます。それでは……あ、え? 神崎真由役は芹沢潤香さん急病のため、仲まどかさんに変更……。

 

 客席に静かなどよめきがおこった。

 

 張り切った見栄がしぼんでいく……やっぱ、潤香先輩は偉大だ。

 本ベルが鳴って、しばしの静寂。

 嵐の音フェードイン。

 緞帳が十二秒かけて上がっていく……。

 サスが当たって、わたしの神崎真由の登場。


「きみのことなんか心配してないから」


 最初の台詞。自分でしゃべっている気がしなかった……潤香先輩が降りてきて、わたしの口を借りてしゃべっている。

 いける、これならいける!

 視線を送るタイミング、手を挙げる時の一瞬のためらい、彼が背中を向けて思わず前に出る歩幅。

「ダメ、溜息なんかついたら、あいつの運まで逃がしてしまう」

 オデコをピシャピシャ、そのまま手が停まって、左手も上がってきて嗚咽になる。

 うん、一挙手一投足が潤香先輩のままだ。

 もう大丈夫、これならいける!


 中盤まではよかった、そういう錯覚の中で芝居は順調に流れていった。


 しかし、パソコンのフォントサイズをワンポイント間違えたように、微妙に芝居がずれてきた。

 そして、勝呂先輩演ずる主役の男の子を張り倒すシーンで、間尺とタイミングが合わなくなってしまった。

 パッシーン! 

 派手な音がして、勝呂先輩はバランスを崩して倒れた。ゴロゴロ、ザーって感じでヌリカベの八百屋飾りの坂を舞台鼻まで転げ落ちた。

 一瞬間が空いて(あとで、勝呂先輩は「気を失った」と言った)立ち上がった先輩の唇は切れて、血が滲んでいた。

 

 あとは覚えていない。気がついたら、満場の拍手の中、幕が降りてきた。

 

 習慣でバラシにかかろうとすると、舞台監督の山埼先輩に肩を叩かれた。

「なにしてんだ、主役だぞ。勝呂といっしょに幕間交流!」

 客電が点いた客席は意外に狭く感じられた。みんなの観客動員の成果だろう、観客席は九分の入り(後で、マリ先生から七分の入りだと告げられた。そういう観察は鋭い。だれよ、スリーサイズの観察も正確だったって!?)

 観客の人たちは好意的だった。

「代役なのにすごかった!」「やっぱ乃木坂、迫力ありました!」なんて上々の反応。中には専門的な用語を知ってる人もいて「正規のアンダースタディーだったんですか?」てな質問も。わたしも一学期に演劇の基礎やら専門用語は教えてもらっていたので、意味は分かった。

 日本のお芝居ではほとんどいないけど、欧米の大きなお芝居のときは、あらかじめ主役級の役者に故障が出たとき、いつでも代役に立てる役者さんがいる。本番では別の端役をやっているか、楽屋やソデでひかえている。ごくたまにここからスターダムにのし上がってくる人もいるけど、たいていは日の目も見ずに終わってしまう。

「……いえ、わたし、潤香……芹沢先輩には憧れていたんで、稽古中ずっと芹沢先輩見ていて、そいで身の程知らずにも手を上げちゃいました」

 そのとき、客席の後ろにいた人が拍手した……あ、あいつ……!?

 そのあと、みんながつられてスタンディングオベーションになって、ヤツの姿はその陰に隠れかけた。その刹那、赤いジャケットを着たマリ先生が客席の入り口から入ってくるのが分かった。

 その姿は遠目にも思い詰めたようにこわばっている。

 いったい何が起こったんだろう……。

 

☆ 主な登場人物

  • 仲 まどか       乃木坂学院高校一年生 演劇部
  • 芹沢 潤香       乃木坂学院高校三年生 演劇部
  • 貴崎 マリ       乃木坂学院高校 演劇部顧問
  • 大久保忠知       青山学園一年生 まどかの男友達
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