また 鉋がやって来た。 先日調布骨董市で買った物だ。 生活雑貨に混じって転がっていたので、 一般家庭から出て来た物だろうと思う。 錆びて埃まみれだ。 台を見ると ずいぶん変形している。 台打ちしてから時間が経ち 乾燥して変形し押え溝の部分で一部割れが出ている。 未乾燥の材を使って台打ちした物だろうか。 鉋の需要が盛んだったと思われる昭和30年代や40年代の安物鉋かも知れない。 まだ殆んど使われて無いようだ。 刃の耳も落としてないから プロが使った物では無いと思う。研いで見たが それ程悪くない。 或いは十分使える鉋かも知れないと期待を持たせる。 銘の勇益には どう言う意味が込められているか気になった。 何だか安物鉋ばかり 集めて如何すると言われそうだが、まず名の有る鉋は骨董市に出て来ないし 有っても高くて手が出ない。 安く面白そうな刃物を集めるのが主旨なのでこの方針は変えず 更に鉋も集めると思う。
その後この鉋刃は何度か研ぎ直したが、思う様に切れない。 それに刃の厚味が極薄くてしのぎ面の
面積も小さく 研ぎが安定しないのも切れない原因かも知れない。 最近やっと上手く研げると
普通に削れた。 多分もっと使い込んで 研ぎ減らせばだんだん良くなって行くと思う。 最近
家具の学校の中級に来た若手に聞くと鉋を持って無いと言うので それなら練習用にしたらと言って
この鉋をプレゼントした。 少しつつ手放して 人に使ってもらうのも鉋供養になるかも知れない。
その後この鉋刃は何度か研ぎ直したが、思う様に切れない。 それに刃の厚味が極薄くてしのぎ面の
面積も小さく 研ぎが安定しないのも切れない原因かも知れない。 最近やっと上手く研げると
普通に削れた。 多分もっと使い込んで 研ぎ減らせばだんだん良くなって行くと思う。 最近
家具の学校の中級に来た若手に聞くと鉋を持って無いと言うので それなら練習用にしたらと言って
この鉋をプレゼントした。 少しつつ手放して 人に使ってもらうのも鉋供養になるかも知れない。