町田骨董市でこの鉋を求めた。 300円だった。 随分安い鉋の様だが、台の頭の方が割れており、刃も短い為だろう。 刃幅65ミリ 全長65ミリと 既に残りの鋼もわずかだ。 刃裏には 萬葉の鏨文字と 出雲鋼の文字が見える。 刃の厚みもあり、しっかりした作りの様にも見える。 割りと研ぎ易い刃だった。 多分それ程 古い物では無いだろう。 刃は叩かれて頭の部分が つぶれて平らになりかかっている。 台は柔らかい樫の木らしく 頭部分のささくれが目立つ。 割れ目に接着剤を押し込みクランプで固定して接着した後で、木ネジ2本で固定した。 取敢えずこれで使えるだろう。 刃が切れる様なら、新たな台を作っても良いと思う。 裏刃は銘の無い普通の物だ。 何となく新潟の鉋の様な気もするが、手掛かりは無く判らない。 上手く使えて切れるものなら良いのだが。 もう少し台の整備をして 試し削りして見たいが、刃が斜めに研がれて居たので修正に時間が掛かりそうだ。
今日は月の初め1の日で、 町田天満宮骨董市の日だ。 我家から比較的近いこの市は、 比較的行きやすい距離にある。 その他の骨董市は遠くて、ちょっと足が遠のく。 今日は曇りで何となく生暖かい風が吹く。 陸橋の上から 町田天満宮を見ると白梅が咲いている。 こんな所に梅が有ったと気付く人は少ないようだ。 今日は平日にも関らず 朝早くから人手は多いが、梅を見て楽しむ風流な人は余り居ない。 殆んどは 目的の品物を探して ウロウロと探し回っている様だ。 年配のおじさん、おばさんばかり目に付くが、彼等は 何を求めて居るのか知らないが、皆真剣だ。
こうして陸橋の上から 少し引いて眺めると 何となく異様な雰囲気もある。 まあその中の一人が私でも有る訳だ。 物に執着した 滑稽な人々と 言えなくも無いが、 皆熱心に 品定めしている様だ。 私もその中に入って 品物を探し求めた。 さて今日は珍品が手に入るだろうか。
こうして陸橋の上から 少し引いて眺めると 何となく異様な雰囲気もある。 まあその中の一人が私でも有る訳だ。 物に執着した 滑稽な人々と 言えなくも無いが、 皆熱心に 品定めしている様だ。 私もその中に入って 品物を探し求めた。 さて今日は珍品が手に入るだろうか。