大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0729 利久鉋の削り

2024-05-15 08:58:21 | Weblog
この鉋は富岡八幡骨董市で入手した。  丁度 コロナが流行して居る頃だった。  良く開催された
物だ。 整備して試し削りしたかも知れないが 余り記憶が無い。もう4年くらい前の事になる。

久し振りに出して来て 台を修正して 刃を研ぎ直した。  割としっかりした鉋で 充分実用に
なりそうだ。  削って見ると結構良さそうだ。  何時も刃の黒幕#2000と仕上げにサンヨーの
#4000で研ぐ程度で それ以上は研がない。  サンヨー砥石には天然仕上げ砥石で擦ってから
使う程度だ。

これで 切れる物は充分実用になる。 駄目な物はいくら研いでも思う様にならない。
自分の研ぎが良くないのか知れないが、同じように研いでも差が有るので 刃物の質に関係が有るのかも
知れない。  

削る材料は 2×4SPF材を使う。  所々節が有ったり、木目がもめていたりして、削りにくい。
それで 割と軽く薄く削れれば まあこれは使える鉋だなと判断する。 
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0756 寿弘鉋の削り

2024-05-13 13:23:41 | Weblog
この鉋は先日 骨董市で買った物だ。  町田だったかな。 忘れたな。  今日は雨で散歩に行けないので
この鉋を引っ張り出して削って見た。 余り宜しくない。 台が相当狂って来ていた。  刃の研ぎも今一
の様だ。   

そこで 研ぎと台の修正を行って見た。 まだ不十分だが一応削れた。  もう少し何とかなる筈だと思うが
今の所 この程度だ。 それに鉋刃の挿入が緩い様だ。 取敢えず現状の削りをここに載せて置こう。
出来れば手元に置いて使ってやりたいが、他にも調整の必要な鉋が有るので、このまま引き出しに戻して
補完する事になりそうだ。

今日は雨だ。 湿度が高く カビの季節だ。  鉋台がカビル事が良くある。 塗って有るOILがカビを
呼ぶのかも知れない。 扇風機を廻して空気を循環させ カビは都度 ふき取る様にしている。
補完の環境が良くないのだろうと思う。

この鉋は誰が作った物か不明だが、良さそうにも思う。 だが中々思う様にならない物だ。
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四十雀 巣立つ 2024

2024-05-09 11:11:54 | Weblog
この巣箱は私が3年前に作った物だ。  大分日焼けしている。  設置場所は  建物外壁の
床暖房用のボイラーの上に 載せて有る。  此処は一時的に置いただけだが、 四十雀が営巣したので
以来 そのままここに置いている。

人の暮らしの中で 嫌がる様子もなく 共存している。  ずっと子育てしていたが先日 5月7日
に突然 巣立って行った。  何の挨拶も無く 居なくなり寂しい。 そろそろとは思ったが 何時出て
行ったのか 気が付かなかった。  以来一度も顔を見せに来ない。  

近くの共有地にTVの共聴アンテナが有り 此処に朝カラスが必ず来て止まり、周りを監視している。
見つかるとやばいかも知れないと思う。  庭の中までカラスは来ないから 巣箱は良い場所に有るのかも
知れない。  来年も来てくれると 嬉しいな。
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フォーラム・ワークショップ 東京

2024-05-08 09:00:09 | Weblog
連休は終わりだ。 天気は良くない。 雨になった。  暇なので 5月 木工展示会で検索した。
するとこの 山と木と東京と言う企画展が目に止まった。  行って見る事にした。

木で ビルを建てる事は 技術的にも 法律の上でも今は可能な様だ。 大阪万博でも 木の円形屋根
は有名な様だ。 しかしあまり評判は良くない。  今はCLTと言う 木を交互に貼り合わせ 大型の
材料を作り それを組み合わせて 高層も出来る様だ。  しかも耐火性も規格を満たすと言う。
デザイナーや建築家は目新しい物をやりたがるので、こう言う木の建物はこれからも 流行するだろう。

しかしそれがメジャーになるのかどうか 良く判らない。  どうも今一の様に私は思う。
今日は 夜7時からのワークショップに参加して見た。  これは無料だった。
殆どは 背広を着た業界の関係者だろうと思う。  東京駅周辺にも 木造のビルが建つようなったのは
業界の努力による物だろう。   コンクリートや鉄骨を使う建物に 少し飽きたのかも知れない。

東京周辺の木造建物が増えて 地方の木が有効活用される 循環が上手く廻って行くのどうか もう少し
見守りたい。  木には確かに人を和ませる効果が有る様だ。  木と言う素材を通して 人と人が結びつき
面白い 発想が生まれ 人材は増えて 発展する。  それが日本全国 スギダラケ倶楽部の目指す
所だろうか。  木は何も言わないから 自分一人で扱って好き勝手な事をして楽しめる、扱いやすい
素材だ。  何処にも有る。   街路樹でもその気になれば活用できる。

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0763 兼定鉋の削り

2024-05-06 09:46:38 | Weblog
この鉋刃を研ぎ直して 台を修正している。  どうも台に変な癖が有る様だ。  刃が右に傾く様にしないと
上手く 刃が出ない。  そこで少し台を直している。  こう言う事は時々ある。 恐らく台の変形から
来る物だろうと思う。

まだ十分ではないが 研ぎ直して一応削って見た。 左側が少し厚めに削れる様だ。 研ぎも良くない。
でもまあ普通に削れる様だ。  取敢えず 最初はこんな物だろう。 乾燥で台が少し動く様だ。 
暫くすると全く削れなくなる。
こうして 研ぎと台の修正を行っていると、その内 上手く削れる様になると思う。  しかし普通そこまで
行く前に もう飽きて違う鉋に目が行く。   こうして鉋は段々溜まっていく。  もう連休も終わりだ。
すると 今度は雨になる様だ。   そろそろ梅雨の蒸し暑い季節がやって来るのか。  何となく体調も
良くない。  来週にはこの団地の総会だ。  もめずにすんなり終わって欲しい物だ。
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両刃鋸 中屋 伊三郎の修理

2024-05-04 08:54:05 | Weblog
先日購入した鋸を修理して見た。  まあ一応使えるが まだ不十分だ。  まず柄が割れているので
抜き取って 分解した。  鋸の込の部分の鉄が錆びて膨れた為に割れた様だ。 錆を落として 再度
貼り合わせた。  籐が巻いて有った。  手持ちが無いのでそのまま再使用した。  一応使えた。

鋸板は所謂 腰が抜けた状態だ。 どうすれば腰抜けを直せるのか。 打面の丸い槌で高い部分を叩き
締める様に打って見た。 少し改善された。 だがねじれが出ている。  これは 何処をどう打てば良いか
検討している。  まだ不十分な状態だ。 取敢えず横挽き歯を擦り込んで見た。  一応切れる様には
なった。

この鋸は 歪直しの材料にしよう。  何処をどう打てば直るのか 色々試して見る材料になる。
やはり鋸は難しいな。  適当な教科書も無い。 取敢えず現状をここに残して置こう。
更に 上手く直せるのか どうか判らないから現状を記録に残す。  どうにもならない状態になる可能性も
十分ある。  銘も少し怪しいが 伊三郎の鋸は持って無いし比較しようもない。 まあ古い物だろうと思う。
精密な加工には使えなくても 木が切れる状態になれば良い。 

この鋸には 何となくねじれが有る。  そのねじれが上手く修正出来ない。 色々試したが 上手く
修正できんじゃいので 結局諦める事にした。 柄を抜いて 鉄物ゴミに出すことを検討している。
或いは 切ってスクレーパになるかも知れ無い。 とにかく 良く知るプロに教えてもらうしか無いかも
知れない。(2024・8.・10)
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0764 際鉋 左勝手 銘 無し

2024-05-03 09:25:44 | Weblog
この鉋も 町田骨董市で入手した。  小型の際鉋になる。  台を見ると 自作台の様だ。
台頭側に 大きな節がある。  台屋はこういう材は使わないだろうと思う。 刃口を見ると狭く上手く
作ってある。 自分でも作る時に参考にして見ようと思う。  刃は何か古い鉋はの左側を切り取って
使ってある。  だから普通は無い頭の形をしている。  刃の厚みも 左と右では少し違う。

刃はベタ裏なので 裏をスキトリ研ぎ直している。 少し緩いので 対策しながら 使って見よう。
際鉋の仕立ては難しい。 上手く鉋屑が排出できるかどうか。 その部分は割と上手く出来て居そうだ。
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0763 二枚刃平鉋 銘 兼定 六分

2024-05-03 09:14:03 | Weblog
世の中 連休に突入だ。 高速も混雑している様だ。  こう言う時は 無理せず家に居て 過ごすのが良い。
先日5月1日に 町田の骨董市で鉋2丁を購入した。 その手入れを実施している。 その紹介をして見よう。

この鉋は銘 兼定で自分も別に持っている筈だ。 台を見ると古そうだが、割れも無くしっかりしている。
裏刃を見ると 右隅に穴が開いており、タバコ包丁の刃だと言われている物が付いている。 多分古い物だろう
と判断して これを求めた。 ほこりを落として 錆を取った所で まだ刃は研いでない。 切れるかどうか
不明。  台を見ると 臺金製とハンコで押して有った。 追い柾台になっている。 これで 暫く遊べるだろう
と思う。 まだ殆ど使われて無いと思うが 刃の左側を強く叩いており、 台に癖が有る様だ。 出来れば修正
したいと思う。 
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両刃鋸 9寸 銘 中屋 伊三郎

2024-05-02 18:28:06 | Weblog
5月になった。  雨が降りそうだが、午前中は何とか 降らないだろうと、町田骨董市に早目に行った。
何時もの 業者からこの鋸と鉋2丁を買い、早々に引き上げた。 既に小雨が降っていた。1
今回はこの鋸について載せて見よう。  柄も付いているが込の部分が錆びて 膨れた為なのか割れて
いた。  取敢えず柄は抜いて修理中だ。  何となく良さそうに思えたが 何となく嫌な曲がりが少し
有る。  鋸の目立ては何とか出来るが 歪直しは難しい。  今回も金床の上で 叩いて見たが思う様に
曲がりは直らない。  その内 強く叩きすぎて、鋸板がボコボコになって 結局廃棄する事に
なる可能性も高い。  現状も歪の修正に挑戦中だ。  

銘は有るが 上手く読めない。  中屋だろうが その先は判読できない。  残念だ。 今回錆は回転する
サンダーで荒く落として 錆の深い所はスクレーパーで落とした。 仕上げに 荒めの砥石でこすり 何とか
綺麗にした。  歪直しについては 何処を叩くとどうなるのか 色々試して この鋸は研究用にしようと
思って居る。  過去も2丁は失敗して 廃棄している。  誰かに基本を教わるのが確実だが そういう人
はいない。   この鋸は200円で購入した物で まあ使い物にならなくても 諦めは付く。 

とにかく 鋸板が一部ベコベコしている。 一部が伸びて突っ張っている為だろうが、上手く修正
出来ない物だろうか。

その後 鋸板の錆を落として 銘を読んで見た。 中屋 伊三郎として見た。  下にそれらしい花押が有り
それが似ている事も有り、当面は伊三郎にして置こうか。 どうかな 怪しい気もするが。
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巣箱の制作 2024

2024-05-01 23:17:29 | Weblog
先日 4月の終わり頃に 以前製作した事の有る 巣箱をもう一度作って見た。 それを紹介して見よう。
この巣箱は 小型の鳥(四十雀)が営巣する事を目標に作った。 入口の丸穴のサイズは30ミリにしている。
形は 宮型と言うのか家の形をイメージして作った。  凝った作りという程の物では無い。 材料はホーム
センターで手に入る杉材を使って居る。 節の無い比較的 良材は安いと思ったが、厚みが10ミリ程度しか
無くて 少し薄い様に思う。  木端を接ぎ合せて広い板にして使った。  普通の接着剤では 雨に濡れて
剥がれる可能性が有るので、耐水性接着剤を使った。  底板は いずれ掃除する事も有るので ネジ止めにして
取り外し出来る様にしている。  入口の前に 止まり木の様な板を張り付けて見た。 板は接着だけでは
衝撃で剥がれる可能性が有ると思うので、 細釘で止めている。 これにより接着が乾く前に 次の作業に
掛かれる様になる。   塗装は 天然塗料 柿渋を塗っている。  これで外に置くと 段々色も濃くなり
赤黒く変化して来る。  柿渋には 多少の防水効果も有るというが、大体1年くらい経過したら 再度塗装
した方が良いと思う。  柿渋は精製した臭みの無い物を使ったが、買って1年経つと 容器の中で固まり
かけていた。  早目に使い切る方が良いと思う。  屋外の環境はかなり厳しく、雨と日光にさらされて
素性に良くない木は 反りが出る。  節の無い割と素性の良い部分を 選んで使うのが良いと思う。

一つ出来たので 近所の子供にやろうかと思って居る。 以前作った巣箱は 今年も四十雀が来て 子育て
している様だ。 今は餌の虫探しに夫婦して忙しい様だ。  大体2Wから3Wで 巣立って行く様だ。
普通朝方に 何の挨拶も無く 忽然と居なくなる。 そっけない物だ。  
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