『あら彩雲さん』
福島屋旅館の扉を開け靴を脱いでいると女将さんから
声を掛けられた。
「ちょっと来たもので・・・」
今日は別の旅館に泊まるなんて言ったら失礼な気がしたので
言葉に詰まった。
入浴料¥400を払うと
『貴重品あったら預かるよ』
ご主人さんに鞄ごと渡して脱衣所に向かう。
足拭きマットをご主人が変えに来た。
「新しいマットを最初に彩雲さんに使ってもらおう(笑)」
ありがたいです・・・
いつも暖かいおもてなしをしてもらいながら
ご主人、私は今日別の宿に泊まろうとしています。
4人ほど先客がいた湯船に浸かった。
はぁ~・・・
帰ってきたな~
やっぱりここに泊まればよかったな
湯上り後、ご主人と歓談(コーヒーごちそうさまでした)
黙って行こうと思ったけど正直に言おう
「実は今日は三景荘に泊まろうと思うんです」
いろんな熱海を知りたい
ご主人『中はどうなっているんだろうね。竜宮閣さんみたいな造りなのかな』
「コルトのない(福島屋の)車庫を見るのがなんか耐え難くて・・・」
それが本音。
朝起きて玄関を出て左手の車庫にコルト1100が佇んでいる姿を見るのが好きだった。
そう、一人で福島屋に行く時も
私は一人ではなくコルトと一緒に来ていたんだ・・・
いつかまたあのコルトと一緒に・・・
福島屋旅館の扉を開け靴を脱いでいると女将さんから
声を掛けられた。
「ちょっと来たもので・・・」
今日は別の旅館に泊まるなんて言ったら失礼な気がしたので
言葉に詰まった。
入浴料¥400を払うと
『貴重品あったら預かるよ』
ご主人さんに鞄ごと渡して脱衣所に向かう。
足拭きマットをご主人が変えに来た。
「新しいマットを最初に彩雲さんに使ってもらおう(笑)」
ありがたいです・・・
いつも暖かいおもてなしをしてもらいながら
ご主人、私は今日別の宿に泊まろうとしています。
4人ほど先客がいた湯船に浸かった。
はぁ~・・・
帰ってきたな~
やっぱりここに泊まればよかったな
湯上り後、ご主人と歓談(コーヒーごちそうさまでした)
黙って行こうと思ったけど正直に言おう
「実は今日は三景荘に泊まろうと思うんです」
いろんな熱海を知りたい
ご主人『中はどうなっているんだろうね。竜宮閣さんみたいな造りなのかな』
「コルトのない(福島屋の)車庫を見るのがなんか耐え難くて・・・」
それが本音。
朝起きて玄関を出て左手の車庫にコルト1100が佇んでいる姿を見るのが好きだった。
そう、一人で福島屋に行く時も
私は一人ではなくコルトと一緒に来ていたんだ・・・
いつかまたあのコルトと一緒に・・・