『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

”お地蔵さん”の前でブツブツ独り言…

2014-01-11 17:03:25 | Weblog

 

                                 

   

     あなた

 すごい凍れです。

 風もなく陽の光が眩しいくらいなのに、”キュッキュッと足音が悲しげにないて、それが心に滲みるの。

 

 お地蔵さんが穏やかに、ニコヤカに、微笑んでいる。

 

 珍しい友が顔をみせてくれる…わたしってやっぱり倖せ…

 でも帰った後は淋しさが、一入…ちょっぴり贅沢?と言うことなんでしょうね。

 判っていても、ブツブツと独り言。

 

 お地蔵さんの前でお香を利く。

 「あぁそうだった彼女も、お香が好きだったのに…」

 もう遅いね…

 

 何時までもあなたを、思い出しているわけではないのに…

 きっと、一人の時間が長すぎるからと…そう思う。

 他愛ない…愚痴と諦めて…

 

 こんな風にあなたを、責めて気を紛らして…

 

 こんな生き方って虚しいけど…。

 

 急には変われない、わたし…

 

 「明日はきっと前を向いて…歩くね」