『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

”阿倍晴明”の話を読むと……

2014-01-22 13:45:58 | Weblog

   

                               

       あなた

 雪降りです。津々と降ってます。

 凍れは少し緩んだよう…

 

 昨日お花を買ってきてよかった。

 こんな日は可愛いお花を眺めながらお花とお喋りするしか…ないね。

 

 庭の雪は堆く(うずたかく)ここだけ、別世界…

 

 静かにお茶でも点てようかな…

 

               陰陽師、阿倍晴明

 平安時代、陰陽師(おんみょうじ)と呼ばれる人たちがいた。

彼らは朝廷直属の陰陽寮という機関に属し、都のために呪いを使った。

都造り、暦作りにかかわっただけでなく、この先どういう政(まつりごと)を行うべきかなどの判断を任されていたというのだから、

かなり高い地位にあったと推測される。

その中でもスーパースターだったのが阿倍晴明(あべのせいめい)

彼は人に呪いをかける、逆に人にかけられた呪いを祓う能力に長けていたという。

一方彼の永遠のライバルだったのが葦屋道満(あしやどうまん)。ある日2人が呪術対決をすることになった。

対決内容は、中を見ないで箱の中にあるものを当てるというもの。

立会人は2人の見てないところで箱の中に15個のみかんを入れた。

道満は即座に、「みかんが15個入っています」と答えた。

それに対して晴明は「いえ、ねずみが15匹います」と答えたという。

誰もが道満の勝利を信じて箱を開けた ところが箱の中にいたのは15匹のねずみだった。

晴明が呪術の力でみかんをねずみに変えたのだ。かような力を持っている

あるいは、少なくとも持っていたと信じられていたのが安部晴明だった。

 阿倍晴明 この人の話は数多くあります。

 このお話もその中の一話。

 一寸面白かったので、あなたにも、読ませたくて…

 

 雪はだいぶ、小降りになってきましたが、ボンヤリとしたお陽さんが「顔を出そうか?出すまいか?」って迷ってる感じ。

 阿倍晴明の話を読むとすぐに天界でも、呪術にかかるのでしょうか?…フフッフ…