『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

”松の木”が雪に覆われて…

2014-01-14 12:51:04 | Weblog

                    
                       庭の松の木が雪に覆われて…

               

     あなた

 昨日まで大荒れに荒れていた天気ですが、今日は冬の優しい陽ざしが庭の雪山に眩しいくらい。

 天界でも、些か荒れることに疲れたのでしょうか… 

 こんなに穏やかで暖かい日、外に出てみると空気が凛として…鈍った身体がシャキっとし、背筋がのびる。

 

 あなた、一寸遠いけど…跳んできて…庭を見て…

 埒もないこと言ってみては、自分を慰めて、諦めて…

 

 これも、わたしに与えられた運命でしょうけど…淋しいものがあります。     

 こんなに良い天気…あなたがいたら、何をしてたでしょうね…

 

   こぬひとを まつほのうらの ゆふなぎに やくやもしほの みもこがれつつ       権中納言定家