庭の松の木が雪に覆われて…
あなた
昨日まで大荒れに荒れていた天気ですが、今日は冬の優しい陽ざしが庭の雪山に眩しいくらい。
天界でも、些か荒れることに疲れたのでしょうか…
こんなに穏やかで暖かい日、外に出てみると空気が凛として…鈍った身体がシャキっとし、背筋がのびる。
あなた、一寸遠いけど…跳んできて…庭を見て…
埒もないこと言ってみては、自分を慰めて、諦めて…
これも、わたしに与えられた運命でしょうけど…淋しいものがあります。
こんなに良い天気…あなたがいたら、何をしてたでしょうね…
こぬひとを まつほのうらの ゆふなぎに やくやもしほの みもこがれつつ 権中納言定家