続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』2258。

2016-03-12 06:13:29 | カフカ覚書

「村長さんが、そうおっしゃいましたの」
「そうです。村長が、そう言ったのです」
「そのことをバルナバスに話してやりましょう」と、オルガは早口で言った「あの子は、とても元気づけられますわ」
「いや」と、Kは言った。「バルナバスは元気づけられる必要なんかないんですよ。


☆「会衆の長がそう言ったのですか」と、オルガ(機関/仲介)は尋ねた。「彼がそう言ったのです」と、Kは返事をした。
「バルナバス(生死の転換点)は、物語になるでしょう」とオルガ(機関/仲介)は言った。
「預言者は鼓舞されますが、彼(バルナバス/生死の転換点)は鼓舞されることがありません。


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