続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

コロナの過酷。

2022-02-11 07:52:46 | 日常

 コロナの猛威、すでに二年、三年目である。
 その初期に災禍に見舞われた従妹の家庭、昨日の電話で初めて知り愕然とした。

「新聞に名前・住所が載ったものだから、あっちこっちから電話がかかって来て大変だったわ」「・・・」
「その度に、『申し訳ありません、すみません』って」「・・・」
 言葉が出なかった。

「二か月間、誰にも会わなかったわ、外にも出なかったし。」「・・・」

「で、食材はどうしたの?」「生協を続けていたから、注文したものを玄関先に置いてくれていたの」

「『ごみは二週間は出さないでください』って」
 彼女は庭にコンポストを置いているから生ごみは大丈夫だったかもしれないけど、ごみを出さずに留めておくって大変なこと・・・。

 それ以上に傷ついてしまった彼女の心情を考えると、何を言っていいのか分からなかった。

「従姉のKさんが亡くなったのも最近知ったの、お香典とかはいいのかしら」という。
「わたしも事情は同じ、シニアの老人施設から入院先で亡くなったらしいけど、元居た家は新しい家が二軒たっていて、住所もわからないし・・・」「・・・」

 コロナは凶器のように人を傷つけている。この損傷は想像以上に大きい。


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