続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『水仙月の四日』27。

2021-10-15 06:29:58 | 宮沢賢治

 雪童子の眼は、鋭く燃えるやうに光りました。そらはすつかり白くなり、風はまるで引き裂くやう、早くも乾いたこまかな雪がやつて来ました。そこらはまるで灰いろの雪でいつぱいです。雪だか雲だかもわからないのです。

☆☆死の導師の願いは、鋭く(エイと読んで衛/守る)ように光りました。そらはすっかり白(魄)になり、風(教え)はまるで引き裂く(tear=涙)のよう、早くも乾いたこまかな(乾細はカンサイと読んで完済)の雪(死)がやって来ました。そこらはまるで灰いろの(grei→greit/偉大な)雪(死)でいっぱいです。雪(死)だか雲(ウンと読んで、薀/奥義・究めた人)だかもわからないのです。


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