続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』2045。

2015-08-07 06:15:28 | カフカ覚書
もちろん、べつな点から見れば、シュヴァルツァーのこのような態度にずいぶんとお世話になった、と言えないこともない。おれひとりだったら、とても達成できなかっただろうし、達成しようとする勇気もなく、また、当局のほうでもまず許容しなかったであろうとおもえることが実現したのは、まったくシュヴァルツァーのおかげだったのだ。


☆もちろんほかの観点からすると、シュヴァルツァー(影の人)のこのような抑制のおかげをこうむった死だともいえる。Kひとりだったら決して達成できなかっただろうし、思い切って遂げることもなく許されることはほとんどなかっただろう。

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