続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

若林奮『Ⅱ-1-8』

2021-06-03 06:34:09 | 美術ノート

   Ⅱ-1-8 正立方体 No4

 黒い台紙(布地)の下には糸(ロープ状)が前後から出ている。
 鎮座している正立方体(破損を繕った跡のような、修復のためのテープが貼られている)は、古いもの、時間(歴史)を経たものであるらしい。

 正立方体の正体は何だろう。
 正立方体は自然界にはない(鉱石に見られるが何かとつながっており固体ではない)という条件は必須である。
 つまり人工物、人間の叡智による創作物(世界)である。

 人類の叡智の結晶を集約すると、正立方体になるという仮説、一つの案の提示である。


 写真は若林奮『飛葉と振動』展より 神奈川県立近代美術館


最新の画像もっと見る

コメントを投稿