月夜にておもひつづくるあらぬこと
月夜、太陽の光は眩しすぎる、何もかも白日の下にさらけ出すなんていう痛みには耐えられない。明るく健全な精神は遠い日の記憶でしかなく、そんな日があったことすら幻のような点滅として朧気である。
日が沈み、世間が闇に包まれたころ・・・やっと、わたしは自分を取り戻す。
心安らぐ薄明かり・・・月影がわたしを照らす、太陽の光を受けて漆黒の闇を照らす月影は、誰にも邪魔されることなくわたしと一直線に結ばれている。この私的な空間なら、わたしはわたしの思いを預け、吐露できる。
おもひつづくるあらぬこと、秘めた思いは月夜でなければ語れない。愛しさは後ろめたさに包まれているのだから。
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