続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『国道の子供たち』25。

2021-07-19 06:18:09 | カフカ覚書

 月はもうかなり高くのぼっていた、郵便馬車が明りを点して通り過ぎて行った。微かな風が吹き渡って、壕のなかでもそれが感じられた、そして近くの森がざわめきはじめた。するともう独りぼっちになることがそれほど大事ではなくなった。


☆月はすでに高いところにあった。光の通信が通り過ぎて行った。微かに空虚が(風)が上昇してゆき、墓(死)のなかでもそれが感じられた。そして近くの森の植え込みがざわざわし、横たわっていることは(死)それだけではないのだった。


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